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台湾の友人たちと日本文化にふれる旅 その5

4-5日目は箱根への旅
(天気は雨)
楽しみは 豊かな緑
そして温泉と料理

写真はポーラ美術館の
雨に濡れた森


日本の最も古い伝統芸能の能を鑑賞するために計画した今回の日本旅。
旅の最初と最後が能に触れる日程。
到着した翌日は「能のみどころ講座」に参加↓

1週間後に国立能楽堂で行われる能を観る計画。

この日程の隙間の約1週間は東京を中心に楽しみます!
2-3日目には明治神宮や根津美術館、定番の浅草を堪能しました↓

この翌日からは「富士山が見たい!」ということで、少し足を伸ばして箱根へ1泊2日の旅をすることに。

とても残念なことにこの箱根旅行の2日間の天気予報は雨☔
富士山への望みはほとんど叶えられそうにありません。
そういうこともあろうかと、早くから予約していたのは以前、友人が利用して“料理が素晴らしい”と聞いていたホテルだったので、富士山を見ることが無理なら、、
“温泉と美味しいものを食べる”ことに期待をかけて出かけました。
ロマンスカーを利用する予定でしたが、小田原からのバスが目的地までに50ヶ所近くのバス停に寄りながら行くという情報に少し恐れをなして、調べていくと新宿から高速バスで御殿場を通って行く方法を見つけました。御殿場側からの箱根への道はそれほど長い時間でないようです。乗り換えなしで行けるし、価格もむしろ安いと急遽このコースに決定!

当日になってから決めたこのコース。新宿バスタに行ってみると11時過ぎのチケットが取れました。
しばらく時間が空いたので、バスタの近くにある台湾の友人たちが大好きな[ブルーボトルコーヒー]でゆっくりとコーヒーを楽しんでからの出発となりました。

お気に入りのコーヒーを楽しむ
ブルーボトルコーヒーは人気ですね


快適な高速バスで乗り換えなしで目的地に到着!
ここで問題発生!
リーダー役の私が降りるバス停のことをうっかりしていて乗り越してしまいました🤣もともと仙石原案内所というバス停で降りるべきをうっかり乗り過ごし!少し先のバス停で下車して、幸い目的のホテルを取り巻くような道路になっていていくらか迂回する程度で済んだのは不幸中の幸いでした😂

バスを降りて
小雨の中ホテルへ向かう

このホテルを選んだ理由は
日本好きのカナダの友人が以前に宿泊した際に食事が気に入って、この春の日本旅行の折にもリピートで泊まったという話を耳にしたことからでした。食べるの大好きな友人のお気に入りなら間違い無いかもという私の判断でした。


“池に浮かぶように佇むリゾート”という謳い文句も魅力的な[東急ハーヴェストクラブ箱根甲子園]というホテル。

雨の中たどり着いたホテルの入り口。
外門という感じの重々しいドア。
自動でドアが開くとそこは渡り廊下になっていて、目の前には池のある美しい光景がありました。
入り口あたりに誰がいるわけでもないながら、雨の中を訪れた客に「自由にお使いください」とばかりに乾いたタオルが十分にセットされていた心遣いには、さすがおもてなしの心❣️とほっこりしました。
二つの棟の間の渡り廊下を奥へ進んだ所がホテルのフロント。

長いバス旅、雨の中を歩いた体を
早速、温泉♨️にゆったりと浸かりすっかりリラックス。
大浴場の温泉は室内の設備もさることながら露天風呂からの雨にけぶる景色も風流でまた良し。ゆったりとくつろぐことができました。

晴れていたら
向こうは緑の美しい山並みでしょうか

温泉の後は楽しみな食事。

主に和食のビュッフェスタイル。
地元食材を取り入れた料理の一つ一つがとても丁寧で美味しいです。

味わい尽くすのが無理!という品数です。
期待を裏切らない内容💓

台湾の友人たちも大好きな様々な料理をフルに楽しめる内容に大満足です。
感動を抑えきれないという喜びようで、もりもりと楽しんでいました。

自分で選んで載せる
ちらし寿司が嬉しい
(焦ったのか盛り付けが乱れています😅)
ローストビーフも
それぞれに欲張って盛り付けてきた
4人分の料理の数々‼️
これでも一度では
選びきれていない😅
デザートも各種

一つ一つの料理がとても丁寧。
スマホで料理名入りで写真を何枚もパチリ。コンパクトに1枚にまとめたもので雰囲気だけでもお伝えしてみます(中途半端な表示になっていますが😅)↓

どの料理も季節の食材が
とても丁寧に調理されています


まさに温泉と食事を堪能した1日目❣️


翌日の朝食も和食のビュッフェスタイル。
これがまた素晴らしい!

台湾の友人たちも納豆も大好き
レストランから眺められる
降りそそぐ雨の景色もまた良い。
こんがり焼いたクロワッサンは格別と和食に仲間入り😅
とろろ芋が大人気
とろろにシラス、桜エビ、温泉卵❣️


朝もたっぷりの時間をかけて思う存分楽しみました。

宿泊客も多いはずなのに
温泉やレストランなどその他の場所でも人の多さをほとんど感じない落ち着いた雰囲気があったのもとても良かったですね。

台湾の友人は“今度はぜひ主人と来たい”と言うお気に入りぶり❣️



早朝の温泉の時は雨風がひどくなっていて露天風呂にも出られない状況、これでは今日は外の観光は無理です。
朝食の後はチェックアウト時間までホテルで過ごすことに。

ホテルの渡り廊下の池に面した所にはテーブルや椅子がセッティングされていて美しい池の景色を眺められるテラス席がありました。
この素敵な場所でスケッチをすることにしました。

ホテルを外側から
チェックアウト後のバスを待つ時に
外から眺めたホテル


近くには植物園や有名な仙石原などもあるようですが、何しろ雨なので諦めて
強羅に向かう途中の[ポーラ美術館]だけを目指して宿を後にしました。

ポーラ美術館は
自然豊かな山の中に溶け込んだ素敵な美術館でした。
他は諦めてこの美術館に的を絞って大正解❣️

パンフレット
左上に全景写真が見えています

入り口辺りの美しい緑!
雨に濡れたエゴノキの実が艶やかで綺麗!

素敵なご婦人の胸像が出迎えて
くれました
入り口のエスカレーター横の空間に
輝いでいた
[光のオブジェ]
ロビーにも素敵なオブジェが。


入り口を入ってエスカレーターを下ったところにメインの展示室があります。

まず入った室では、空気で膨らんだ大きな熱帯魚の風船がたくさん空中に浮かんでいて観客と戯れています。
魚が人を察知して反応しているように静かに近づいたり、人が近づくと離れて行ったりと魚の間を歩き回りながら游泳している気分で楽し胃時間を過ごしました❣️

フィリップ・パレーノ
「この場所、あの空」という展示


絵画の部屋には
著名な絵が沢山展示されており
見応えのある展示です。

写真をごく一部貼ってみました。

ルノワール[レースの帽子の少女]
ポール・セザンヌ
[砂糖壺、梨とテーブルクロス]
クロード・モネ
[ジヴェルニーの積みわら]

ちなみに私はこの絵が今日の
最も好きな作品でした
クロード・モネ
[水蓮]
クロード・モネ
[水蓮の池]
アンリ・ルソー
[エデンの園のエヴァ]
モディリアーニ
[ルニア・チェフホフスカの肖像]
ゴッホ
[Vase with Flowers and Thistles]


ちょうど今、ポーラ美術館ではモネ展が開催されているとか。
モネの作品はこの日も多く観ることができました。

室内の芸術を堪能した後は
森も一つの展示室と謳われている「森の遊歩道」へ出てみました。
美術館入り口とは異なる森への入り口から入ります。
雨上がりの森に入っていくと樹木や野草が雨に濡れてそれぞれの色に美しく輝いています。
“すばらしい!”植物好きにはたまらない光景にたくさん出会い気持ちが満たされました。
野草の花の名前
正確なところは分かりませんが、、。
どうぞご教示くださいませ。

朴の木の落ち葉
アザミの葉のようです
[箱根アザミ] というのでしょうか
ウド?
ヨメナ?ノコンギク?
野鳥の森でもあるようです
トリカブト
やさしく咲いています
ホトトギス
ヒメシャラの赤い木肌が
特に美しい
素敵な木道を辿って
雨に濡れて滑るのが怖いので
この辺りまでで引き返しました
庭園側から見た美術館脇にもユニークな犬?の彫塑が。  


たっぷりの時間をかけて楽しんだポーラ美術館!とても素晴らしいところでした。

ポーラ美術館から強羅の駅までは無料バスが送迎していて安心です。

帰る頃には雨もすっかり上がり、少しずつ雲も少なくなっていて少しでも富士山が見えないかと期待しつつの窓の外に目を凝らしましたが、、。
強羅から小田原までは登山電車で移動、そのままロマンスカーに乗り継いで新宿までと帰りはとてもスムーズな旅でした。
最後にロマンスカーの窓からほんの少しだけ富士山を見ることができたのはラッキーでした❣️


ここまで、意外と長くなってしまった箱根の旅編でした。
ここまでお付き合いありがとうございました。


さて、この翌日からは鎌倉への1泊二日の旅へと続きます。


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