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[聖母山荘]登山コースに挑戦!

【トップの写真は降り途中の休憩中。
立派な根を張る樹の根っこと山登り達人の友人の足
❣️
この靴はもう10代目くらいとのこと。 彼女によると「雨の多い宜蘭、そして岩の多いこの山にピッタリ。
ゴム製のとても安い靴だけど優れもの!」とおすすめ。

(今日はこの靴が主題ではないのですが、、とても履きやすそう。そしてこの山の常連さんたちに人気の靴らしい)


さて、本題の山登りの話。

グーグルで[聖母山荘登山]と検索したら、下記のブログの中程にこんな文章(グーグル翻訳 一部わかりやすく修正)が!

https://blog.owlting.com/2020/04/23/marian-hiking-trail/
一部抜粋
聖母山荘のハイキングコースの場所は、宜蘭県礁渓郷の五峰旗風景区の上にあります。
五峰旗風景区から5.33kmの距離です。
始めの約4kmはわりと緩やかな坂を登っていき、そこからが登山歩道の入り口で、聖母山荘のある展望台までのトレイルは、約長さ1.63km、最大勾配60度であるため、聖母山荘登山歩道は国内の登山業界での運動に最適な場所であると多くの人が考えています。

なんと、[最大60度の勾配]とか、[登山者たちの運動の場]などという言葉が書かれています。

[大変人気のあるアップダウンの激しいコース]、[体力に自信のある人向き]、[往復11kmと6時間歩き続けるきついコース]などとという言葉もありました!


こんな、厳しい山とも知らず、、、。

これを調べたのは登山後のこと、

これを登山前に知っていたら果たして私はこの山登りに挑戦したかどうか。

私の膝は最近万全ではなく、毎日のウォーキングで徐々に調子良くなってきつつはあるものの、、という程度だったのです。

そんな私が、何故この登山にノコノコ出かけたのかというと。

毎朝のウォーキングで出会っていた犬を抱っこして歩いている女性との出会いからでした。
いつも、一言挨拶を交わす程度だったのですが、ある日、彼女が日本語で話しかけてきたのです!
彼女は若い頃に2年間、日本で日本語の勉強をしていたそう。
私がいつもNHKラジオを聴きながら歩いているのを耳にして、私が日本人であることに気づいていたけど、観察をしておられたようで😅、ずいぶん経ってからお声をかけてこられたのでした。
その後1-2回お話をするうちに、家がごく近所で、趣味もとても似ていることなどがわかり、話が弾んだのでした。

その時に、今はコロナで休んでいるけど以前はずっと山に登っていたということです。
登っていた山は[聖母山荘]で、21年間ずっと継続して同じ山に登っているとのこと。

それで、話は山のことになり、「あなたは毎日元気に歩いているから大丈夫よ」とのこと、いつか連れて行っていただくという話になってライン交換をし、その二日後には実行することになったのです。

登山途中で聞いた話、その山に彼女は21年間ウィークデーは毎日のように登っていて、その回数はなんと!約3000回も!


私はそのコースの途中にある聖母教会から少し上あたりまでの なだらかな坂の道をウォーキングで3回ほど行ったことがありました。

途中、聖母山荘登山道という標識板が立っているので、その名前を知っている程度で一人では見知らぬ山に行く勇気もなく、いつか行けるかな、くらいでいました。

今回、連れて行ってくれる心強い友人ができたことで、その山について、特に調べることもなく気軽に出かけました。
私が以前歩いたのは登り始めて4kmあたりまでは、山に行く人たちにとって、軽いハイキングコースらしいところの途中まででした。

4kmの所の橋を渡ってすぐの所に休憩所があり、そこが1番目の終点らしく、山まで登らない人はそこで折り返していくとのこと。
それでも往復で8kmの結構なトレッキングという感じです。


その休憩所の前に、登山コースへの入り口があります。

登山コースの入り口にある案内板


そこから1.6kmの道のりがいよいよ[聖母山荘]への登山コースと言われる所らしい。
ここから登山コースと書かれた大きな看板があります。

入り口からすぐ右手に清らかな流れや綺麗な樹木、草など美しい山へ誘われる感じです。

ところが、間も無く山へ登る石段や自然木を使った階段、ときには鉄板で補充した不規則な段差の階段が短い周期で右へ左へとクネクネ続きます。人がようやくすれ違えるほどの山道を上へ上へと。
その段差たるや25-30cmの所もあり、100mおきの標識を横目で見ながら一歩一歩ステッキで体を持ち上げながら登りました。

小雨も降る中、一歩ずつ進めば必ず頂上へという気持ちでまるで苦行。
彼女はひょいひょいと登って行けるところを、私を後ろから見守りつつついてきてくれました。

途中、何人かの人たちが抜いていきました。慣れた足取りです。

800mの所が彼女の1番好きな場所とのこと。あいにく、雨模様なのでゆっくりもせず、写真を少し撮っただけ。

1.4kmあたりに来ると、高い木はなくなり、風が吹き抜ける所とのこと、話のとおり風が強くなり、小雨そして霧も出てきました。

無事、山頂に辿り着くと山頂に設置されていた温度計は7℃を指していました(濡れた体に風があたり、体感温度はもっと冷えていました💦)

山頂
この写真は別の天気の良い時に友人が写したもの
私が行った時は雨風霧で🌨💦


周りは何も見渡せず、急いで山荘へ駆け込みました。

避難小屋「山荘」の奥には祭壇がありました



山荘には、登山客が書き込むノートがあり、私も記念に日時を書き込みました!

なんと、台湾の年号で[111.1.11  10:20]1が7つも続き、なんだかラッキー!(台湾年は今年は111年)
到着が11時11分なら、1が10個続くんだったなー😅

この山はとても人気の山で、台湾各地から大勢の人がやってくるらしい。週末はバスツアーでやってくる人も多く混雑するとのこと。

また、近場の人たちでは彼女のように毎日のように登る常連さんも多いらしく、久しぶりに会うらしい人たちが彼女に「好久不見!」(長く会わないね)と声をかけて行きました。
(この人たちの中にもトップ写真のゴム製の靴を履いている人が!)


私たちは、彼女の提案で、人が多くなる前の7時過ぎには出発したので、細い山道でのすれ違いもそれほどなくマイペースで進めたのでした。

山頂では、風も強まり、あたりは霧雨に包まれ景色も見えないので、景観台には登らずに急いで近くの山小屋へ。

小屋は板敷が広々としていて、手足を伸ばすこともできます。2-3人の先客がお茶を飲んだりして休息しています。

私たちはゆっくりすることもなく、持ってきたダウンなどを着込んで、雨風の中急いで帰途につきました。

若い頃は山に登っても、降りは楽ちんと思っていましたが、膝も完璧ではない今、ステッキを使って、濡れた足場に気をつけつつゆっくりゆっくりの下山。
登りと同じくらいのスピードだったので、後から登った人たちが追い抜いて降りていきます。

台中あたりからバスツアーできた人たちにも出会いました。

また、降り初めの時、年配の女性が一生懸命な様子で登っているところと出会いましたが、間も無くすると、慣れた足取りで追い抜いて降りて行きました。私に階段の降り方のアドバイスをしながら😅

登山道を降り終えて、下から4kmの最初の休憩所にたどり着いた時はほっと一息、後はゆっくり下るのみ。

一緒に行ってくれた友人は山通いの特別な人!途中、山の水を少し飲んだだけ。
いつも、食べ物は全く食べないとのこと。
そして、なんと!とても雨が好きとのことで、少々の雨などなんの問題もないらしい。むしろ気持ち良いとのこと。
私とはまるでレベルの違う方でした!

コロナ禍で山行きはばったりやめて、7カ月間休んでいたとのこと。
私に会って、久しぶりに山に行ってみようかという気になったということで、遠足気分でのんびり楽しんでいこうと、私のペースに合わせての登山をしてくださったのでした。

それにしても、私は何の予備知識もなく登った[聖母山荘]の登山コース、帰ってから調べてびっくりすることばかりでした!

グーグル検索で
台北からのツアー案内というのがあったので見てみると、なんと!年齢制限があり、参加できるのは[7歳から上は65歳まで]となっていました😅

この高齢の私が登るには厳しいコースだったのです。


この山が人気なのは
見晴らし台から眺める山並みらしいことも後で知ったことです。

この眺めは通称「抹茶山」と呼ばれて親しまれているというのです!

[聖母山荘]と[抹茶山]が同じところを指すのだということを知ったのは本当に驚きでした!

抹茶山については、以前、ライン繋がりの山好きの友人からの写真などで見知っていました。
抹茶山ってどこの山だろう?私が行けるようなところではないなと思って、きちんと聞いたことはありませんでした。


以前送ってもらっていた抹茶山の写真

昨年のちょうど同じ頃に
山好きの友人がこの山に行った時の写真を送ってくれた
題名[急凍中的抹茶山]



抹茶山について下のグーグルのページに詳しく紹介されています。

https://www.taipeinavi.com/special/80011516
一部抜粋

抹茶山の海抜はそれほど高くはありませんが、難易度は高め。というのも最もポピュラーな「聖母山荘」までの登山道と砂利道の産業道路などを歩いて往復11kmの長い道のりを踏破しなければならないからです。また、アップダウンも激しいので、約6時間は歩き続けなければなりません。普段山歩きをしていない人、体力に自信のない人は事前準備をしっかりと。
はじめは平坦な道を歩きます。後半に向けてウォーミングアップ

日本人カメラマンが気付いた魅力

そもそもなぜこの山が人気になったのかというと、日本人カメラマンの小林賢吾さんが、山肌に緑が茂るこの山を撮影し、「台湾の抹茶アイスクリーム山」と表現したから。写真の美しさもさることながら、多くの人に愛される抹茶アイスクリームというユーモラスな表現をしたことが相まって、一気に注目を集めたんです。


天気の良い時の抹茶山


下の写真は一緒に行った友人が以前撮ったもの


こんな美しい景色が、あの雨風霧の向こうにあったのかと、見ることができなかったのが悔やまれます。


そして、聖母山荘と抹茶山が結びついていなかったのも残念なこと。でも、知らなくてその日の天気を悔しがることもなく降りてきたのもまあ、良かったのかもしれません。


その後も朝の散歩で会う山登りの達人の彼女は「また、きっと山へ行こうという気になるよ!」と繰り返しています。

山頂の見晴らし台
こんなに賑わうらしい


彼女も21年前に初めてあの山に登った時、降りる時は頭がぼーっとして病人みたいだった、それに比べて高齢のあなたは翌日も元気に朝の散歩をしているから、と太鼓判を押してくれています。

また、あの厳しい登山道を登る勇気が出てくるか⁉️

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