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台湾の自由な犬たち🐕


飼い犬も野良犬もとても自由にしている印象の台湾。
街中にもとても多くの犬たちが歩き回っています。首輪をつけていない犬、中にはつけている犬もいます。

犬を飼っている人もとても多く、犬愛が強いんだなーと感じます。

朝の散歩中などの時は、飼っている犬と一緒に歩いている方にもよく出会います。
でも、散歩道などでは、その犬にリードをつけている方に出会うのはとても稀です。

犬の主は自分のペースでのんびり歩いたり、あるいは自転車でどんどん走ったり、犬たちもそれに合わせて走ったり、寄り道したりと自由な感じの散歩。

犬の粗相を片付けるいわゆるお散歩グッズなどは持っていない人がほとんどのようです。
だから、台湾では油断しているととんでもないことに。
自然と下にも気を配りながら歩くのが身についています。
道路脇などを歩く時は特にご用心❗️

台湾の野良犬のことを調べていると下に貼ってある記事に出会いました。

2013年にドキュメンタリー映画[十二夜]の公開されたことがきっかけで、台湾のペット殺処分問題が大きく変化したようです。

記事の中からごく一部を抜粋させてもらいました↓


台湾でもペットにかかわる大きな動きがあった。
 きっかけは、1本のドキュメンタリー映画だった。
 2013年に公開された『十二夜』は、ほぼ目にすることのなかった公設の動物収容所に送られた犬舎に訪れる12回の夜を撮影し、収容期限である13日目を過ぎた犬たちが安楽死に向かう姿を追ったもの。

2012年から2016年までの間に、台湾全土の公的収容所で殺処分もしくは所内で死亡した数は次の通りである。
年度 安楽死の総数 収容所内の死亡数 合計
2012 55,398  20,130    75,528
2013 45,672  18,464    64,136
2014 25,057  12,653    37,710
2015 10,892  8,636     19,528
2016 7,960   6,026     13,986

映画上映の翌年には明らかに数字が落ち、5年間で2割ほど。台湾の立法院では、映画のDVDを片手に「殺処分はかわいそうだ!」などと訴える委員たちも出た。2015年に台湾政府は「2年後に殺処分ゼロ」を発表。そして映画公開から4年後の2017年、台湾政府は「殺処分ゼロ」へと法改正を行った。法律によって殺処分を禁止したのは、アジアではインドと台湾だけである。


殺処分ゼロになって以降は野良犬の数は増えて、現在の策としては、野良犬にも避妊処置をしていくということが行われているようです。
下の記事にそのことが書かれています。

[トップの写真にはこの記事のトップ写真を使わせていただきました]

台湾の野良犬の数は2020年の調査で約15-6万頭もいると書かれています。


あるブログによると、野良犬は台湾全土にいるものの、特に多いのは東部の花蓮や宜蘭、台東辺りだとも書かれているのを目をしました。

水や空気が綺麗で人間も暮らしやすい地は動物にとっても生きやすいのかな。

そんなに多い野良犬たち、怖くはないの?と思いますよね。

台湾に来て間もない頃、散歩で犬とすれ違うのはやはり怖いなーと思いつつ過ごしてました。

時にはバイクに乗った人と一緒に2-3頭の大きな犬が突進してくる時もあり、思わず、道路脇に避けていました。

ゆっくり歩いている犬は顔を合わせないようにしていれば何ということもない感じです。

以前住んでいた近くに鶏を半放し飼いにして入り口に番犬として2-3頭の犬が繋がれていて、その犬たちが人が通るとやたらと吠え、時にはその犬が鎖が切れていることもあり、そんな時は飛びかからんばかりに
追いかけられる感じでとても怖く、遠回りをしたことも何回か😅、

やはり番犬として繋がれている犬は怖いですね!


早朝の散歩時に他の人たちが、なんか棒のようなものを手にして歩いているのは、どうやら犬対策?
私も傘などを持って歩いたりしてました(傘を振り回す経験まではせずに済んでいます)。



私は台湾で飼い犬に噛まれるというとても怖い経験もしました。
それは、それまで何度も一緒に遊んだこともある友人の犬だったのですが、その友人が病気になったためお見舞いに訪れた折、犬の飼い主のご主人と一緒にドアを開けて入ろうとした瞬間に飛びつかれたのです。
その時に、指先に傷を負ってしまいました。それほど大きな傷ではなかったのですが、友人に聞いたら狂犬病ワクチンは受けてないということで、びっくりして、病院を3軒程回って診察や治療をしました。
どのドクターも「台湾はもう、狂犬病の心配は要らないから」と口を揃えて仰るのですが、心配で大きな病院にも通い、10日間ほどかけて傷口の治療と抗生剤による細菌対策をしてもらい事無きを得ました。



現在の住まいに移ってからの散歩道でも野良犬や飼い犬にもよく会うので慣れて来たとはいえ、人気のないところで数頭たむろしているのに出くわすと、とても怖くてなるべく離れて目を合わせないようにしてやり過ごしています。



そんな中、私が最近気になっているのは足が不自由な犬が結構目につくということです。

私の家のすぐ近くで撮った写真

この白い犬は足が不自由。
カメラを向けたら
こちらを見ています!
やっぱり怖い。
不自由な足で道路を渡っています


あたりがまだ薄暗い朝早い時間に
犬が数頭群れて歩いているのを見かけることも多く、その中に2頭とか3頭とか片足が不自由な犬が混ざっているのをよく目にします。
多分、車に撥ねられたりの怪我の後なのかなと思います。

このように足が不自由な犬たちだからこそ、車の通りのまだ少ない時間に行動をしているのかもしれません。
このあたりに食べ物やさんがあるので、何か残り物でもあるのかもしれませんね。
ここは観光地で車の通りも多い所なので、交通事故に遭うのも多いのでしょうか。


ある朝、一匹の足の非自由な犬に出会い、そこへちょうど車が通りかかったので、気になって犬の様子を観察していると、そそくさと道路から外れて身を潜めるような格好で車をやり過ごしていました。

これからも増えていくかもしれない犬たち。
台湾は人も優しくのんびり過ごせる暮らしやすいところかもしれないけど、車やバイクには気をつけてね🚗🏍️

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