台湾冬のデザート[焼仙草][花生薑豆花]
トップの写真は豆花屋さんの冬の看板
台湾の冬はさぞ暖かいだろうと想像されるでしょう。私も台湾で暮らし始めるまでは、同じでした。
確かに冬場でも天気の良い日は車などエアコンを入れたくなることもあるくらいです。
ところが、私の暮らしている北東部は冬場に雨が多く、湿度のせいか10度前後ともなるととても肌寒く感じる日も多いです。
台湾の中央部には高い山が連なっていて、秋から冬にかけて大陸からの季節風と太平洋からの風が高い山に当たってぶつかり沢山雨を降らせるそうです。
(だから宜蘭は水が豊か❣️)
雨の日は部屋の中など肌寒さが身に沁みるようです。
台湾の人たちは、11月ごろからダウンを着ている人たちも多く見かけます(でも面白いことに、足元を見ると素足にプラのサンダルばき🩴の人も多い😅これは本当に台湾暮らしの不思議の一つ。普段から白湯を飲んで体を冷やさないようにしているから冷え性とは無縁なのかな?)
こんな肌寒さも感じる冬の台湾、冬に食べるものはやはり体の温まるものが人気です。
特に漢方系の料理で体を温めるという工夫がたくさんあります。
當帰という薬草はとても体を温めるそうで、羅東にある[陳記當帰鴨]という麺料理屋さんはとても人気です。
何度か[當帰鴨麺線]を食べにいきましたが、本当に食べたそばから足先まで体が温まっていくのを実感しました❣️
まさに、台湾は「食は医なり」の考え方が至る所で生かされているのを感じます。
それはデザートでも同じ。
暑い夏にはさまざまな氷などのが大人気の台湾ですが、流石に冬になると、当然ながら氷屋さんは冬にはシャッターが下りています。
台湾のデザートの豆花屋さんでは、夏には豆花*や団子豆類などが入ったデザートにかき氷がたっぷり載せられているのが定番ですが、冬には冬バージョンのデザートに代わります。
(*豆花はとても柔らかい豆乳ゼリー)
去年の冬に水彩画教室の友人が
買ってきてくれたのが[焼仙草]というもの。
私は初めてその存在を知りました!
「冬になると体を温めるものをたべるのよ」と。
この[焼仙草]とろりとほんのり甘く、とても体が温まり感動ものでした❣️
自分でも買って食べなきゃと思いつつ、この冬に初めて買ってみました。
我が家から歩いて10分ほどのところに豆花の人気のお店があり、冬場になって冬バージョンの看板が上がっています!
[焼仙草]と[花生薑豆花]を持ち帰りで買ってきました。
[焼仙草]
仙草ゼリーは美容と健康に良いととても大切に食べられているデザート、日本でも中華料理店などで冷たい仙草ゼリーはお馴染みかと思います。
仙草ゼリーは乾燥した仙草を煮出して固めたもの、美容や健康に良い食べ物として台湾デザートの定番です。夏場はスーパーの棚に仙草茶の冷えたものが並んでいます
[焼仙草]は冬バージョンのとろりとした仙草ゼリー。
焼いてあるわけではないですが、暖かいバージョンの仙草ゼリーのことです。
トッピングも豆や団子など好みで選んで加えてもらいます。
定番はローストピーナッツを加えながらその食感、風味と共に味わうのが味の変化を楽しめてまたいいのです。
ほのかな薬草の香りと共にふうふう温かいものを食べる感じ、私が入れてもらったのは、芋餅、花豆、小豆、柔らかく煮えた落花生など。
このとろみが、体を温めてくれる感じです。
小さな芋団子や、何種類かの豆も入って結構食べ応えもあります。
[花生薑豆花]
これも体の温まる冬バージョンデザート。
生薑たっぷりの風味の黒糖シロップにふんわり豆花ととろけそうに煮えた落花生がたっぷり入っています。
たっぷり生薑が体を温めること間違いなしです❣️
甘さはほんのり、とても体に優しい感じです。
因みに、お値段はおおよそどれも160円です。
今度は冬バージョン看板に出ている[芋圓紅豆湯](ぜんざいに芋の団子が入っているのかな)を買ってきてあったまろうかな!
近くのお店の雰囲気。とても素敵です。
大豆や仙草、愛玉の品質のパネルが掛かっています。