台湾の草餅 [草仔粿]のいろいろ
まもなく桃の節句❣️
桃の節句のお菓子といえば、ひなあられや菱餅、桜餅などが多いでしょうか。
私の小さい頃の節句のお菓子は何と言っても[よもぎ餅]です。
季節の野草、よもぎがたっぷり入った緑の餅。
小さい頃、桃の節句には母がよもぎ餅を作ってくれるのが楽しみでした。
よもぎ摘みをするのは子どもの役目でした。近くの畑のまわりなどでよもぎ摘みをしたことが懐かしい思い出です。
小さい頃から食べているよもぎ餅は大好きな餅なので、春になるとよもぎを摘んで香りの良い餅をつくるのは大人になってからの楽しみにもなっていました。
台湾に来てからも散歩道でよもぎを見つけた時は、やったー!という感じでした。
以前の親水公園の散歩道では除草剤などは使われていなくて、定期的に草刈り隊が綺麗に草払いをしていたのでとても安心(でも、犬が多いのでそれは気をつけなければなりません😅)。草刈り隊に払われる前に摘み取って時々楽しんできました。
台湾でよもぎのことは艾蒿という名前です。
邪気を祓うという言い伝えなどもあるようです。
薬草としてモグサにも使われていたり、草餅にもよく使われています。
台湾の草餅は[草仔粿]と呼ばれるようです。
観光地で有名な九份の
阿蘭草仔粿というのがとても有名なようですから、食べたことのある人もいらっしゃるかもしれませんね。
餅の中身は、干しエビと切干しダイコン入りの菜蒲をはじめ、甜紅豆(小豆餡)、鹹緑豆、鹹菜(高菜)の4種類があるそうです。
台湾では清明節(お墓参りの日、今年は4月4日)の時によく食べられるお菓子のようです。
草仔粿は客家料理としても有名で
私の住むあたりでも手作りのお餅屋さんの店頭に並んでいるのをよく目にします。
私の畫陶教室の友人がお餅の美味しいお店からよくおやつとして買ってきてくれるので、とても幸せ❣️
私にはいつもお土産まで準備してくれます😭
小豆餡のもとても美味しいのですが、特に美味しいのが干し大根がぎっしり入った草餅❣️
味付けは小豆餡の甘いものとは別物。
塩、砂糖、胡椒がしっかり効いた干し大根がたっぷり詰まっています。
手に持って食べられるように1個ずつ小さなビニール袋に入っています。
そして今年の春節に
特別な草仔粿とも出会いました!
今年の過年(年越し)の時にいただいた料理の一つ[草仔粿]です。
それはめずらしい特徴がありました!
当日は大変なご馳走で、この食後にいただくであろう[草仔粿]までは辿り着かずに、お土産にいただいて帰り、家で蒸し直したら、とても良い香り!
大きな葉2枚に1個ずつ包まれています。
中の餡は小豆餡ですが生姜もたっぷり入っていて特徴がありました。
蒸したてということもあり、包んである葉がとても良い香りがしました。
あまりに良い香りと味!
すぐに友だちに写真を送ってこのお菓子の正体を尋ね、情報を仕入れました。
その葉は蓮の葉です。
この乾燥蓮の葉は売られているんですね。
そういえば
中華料理で荷葉飯という、蓮の葉で包んだおこわもありますね。
手軽にこの乾燥の蓮の葉が手に入る台湾、私も今度はこの荷葉片を買って料理をしてみたいと思っています💓
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