
台湾の珍しい山菜[過猫]に出会う
台湾では珍しい野菜に出会うことは多いけど、この山菜に出会ったのはつい最近のこと、ワラビなどの類かなと買ってみました。
時々、温泉に野菜を持ってきて売ってくれる方がいて、日によって、綺麗にこしらえたサツマイモの葉やモロヘイヤなど、そしてこの日はこの山菜を持って来られたのです。
何という野菜か聞いてみると[過猫(グォマオ)]というものらしい。聞き慣れないし、字を書いてもとても珍しい名前の野菜です。
ワラビなどと感じが似ています。
日本のワラビなどは春に採れるけどと聞いてみると、これは夏の時期に採れるのだということ。雨の後などによく採れるらしいです。
新鮮なうちが1番と思い、早速下拵えをしてみました。
ワラビなどのようにアク抜きをするでもなく、さっと茹でただけでしたが、アクもほとんど感じません。
このままさっぱりいただくのが美味しそうと思ってお浸しにすることに。
鰹節とすりごまを合わせただけでしたが、ふんわり柔らかく、とても爽やかな美味しさでした❣️


自家製だし酢醤油で和えました
近くで有機農業を営む友人にもこの山菜のことをたずねてみると、
台湾ではよく知られた山菜で雨の後などによく採れるとのこと。
学名は「過溝菜蕨」というそうです。
ワラビという文字が入っているから、やはり蕨などの同族でしょうか。
Googleでも検索してみると、
熊本大学薬学部の薬草としての文献が出てきました。
日本では[クワレシダ]という名前のようです。
また、ブログに書いている記事も二つほど出てきたので貼ってみます。
日本の草ソテツの若芽[こごみ]ともよく似ています。
沖縄あたりでも食べられているようです。
台湾でも、スーパーなどでは見かけることはなく、採ってきたものを市場や路端などで直接売っているのがほとんどだと思われるので、なかなか出会うのは難しいですね。
温泉で出会う台湾の友人たちに、台湾の珍しい野菜や山菜、そしていろんな食材のことを教えてもらえるのが、とてもラッキーです❣️