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スペインの産地直伝、簡単×時短で超おいしい!ムール貝の白ワイン蒸し(Mejillones al vino blanco)レシピ

ずぼらでも料理好きでもなくても出来る簡単レシピです。素材の味だけでおいしさを引き出すので、テクニックいらずで誰にでも作れます。新鮮なムール貝さえ手に入れば、あっという間にめちゃくちゃ美味しいものが出来上がるという最強の時短料理です。

おすすめの一品ですので、ぜひお試しください。

材料を集めよう!

材料
ムール貝(一袋)  mejillones limpios 1kg (una bolsa)
にんにく  ajo
白ワイン vino blanco
オリーブオイル aceite de oliva
パプリカパウダー pimentón dulce

パプリカパウダーはなくても大丈夫そうです。(個人的には入れ忘れた時も、違いが分かりません。)ただ、まわりの人々がよく入れているから、自分も入れているという主体性のない理由で入れてます。笑

他にも、ローリエやレモンや赤唐辛子など好みでいれるとよいらしい。

作り方

1.ムール貝を下処理します。といっても、水道水の蛇口の下で、流水をぱぱっとくぐらせながら、軽く洗う程度です。冷たい水であることが重要!
割れている貝を除きます。貝の口からモジャモジャ出ているものなどはナイフを使ってカットします。

2.フライパンにオリーブオイルをいれ、にんにくを適当に切ったものを弱火で炒めます。(2片くらい)

3.やや強火にして、フライパンにムール貝を投入します。さっとかき混ぜてから、白ワインを回しいれ、パプリカパウダーを小さじ半分ぐらい入れて蓋をします。

4.貝が開いたら出来上がり。(即行、貝は開き始めますが、全体が開くのを待ちましょう!といっても、投入してから5分もかからないような。)

5.出来上がり!成功!

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パセリとかいれると見栄えがよくなりますが、入れてないので、微妙な色合いですね。笑

ムール貝からは、美味しい汁がでるので、一緒にお皿に移すとよいのですが、そのまま鍋ごとテーブルに出すのもありです。(自分はズボラなのでそうしてます!)

汁は塩気とうまみが半端ないので、パスタソースにも使えます。

スペインでムール貝を買う場合のスペイン語

新鮮なムール貝を入手するところから始まります。

スーパーの鮮魚コーナーであれば、1kgのネット入りで置いてありまあす。たいてい自分で勝手に好きなのをとってビニール袋に入れたらよいスタイルです。

お店の人に一声かけてから取った方がよいような雰囲気なら、¿Puedo coger una bolsa de mejillones?(ムール貝をひと袋とってもいいですか?)と一声かければ十分でしょう。これは簡単!

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なにを基準にムール貝の袋を選んだ良いの?

一番分かりやすい基準は、水揚げされた日付です。下の写真の場合、F.Envas:10.03.21はFecha de envasadoの略字で、梱包日(出荷日)が2021年3月10日であるということを指します。出荷されてから数日たっても、店頭に並んでいますが、できれば前日出荷されたものを狙うのがベストです。前々日のものでも大丈夫ですが、やっぱり鮮度は日々落ちてゆきます。(店頭で販売されてるやつらは、静かに生きてます!)

次に注視すべきところは、貝の口がしっかり閉じているかどうか。また、割れている貝がないかどうか。(じっくりムール貝を見定めているおばちゃんにコツを聞いてみたら、そう言ってました。が、実際問題、黒々したものを見つめても、よく分かりません。汗)

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スペイン産のムール貝の種類と旬

ちなみに、こちらのムール貝はClóchinaという種類でバレンシア沿岸でとれるものです。旬は3月から8月になります。(旬については、写真のタグをみて初めて気づきました。entre los meses de marzo y agostoと書いてあります。)

地産地消ということで、バレンシア産を買ったのですが、通常、スペイン全土で広く普及しているムール貝はガリシア産のものです。そして、スペインでは、ムール貝の旬は一般的にRのつく月と言われています。

Rのつく月
Septiembre  9月
Octubre 10月
Noviembre 11月
Diciembre 12月
Enero 1月
Febrero 2月
Marzo 3月
Abril 4月

つまり、5月から8月だけは旬ではないということです。

バレンシア産のムール貝(Clóchina)の旬は、3月から8月までなので、ガリシア産より短く、かつ時期がずれています。

日本の国産ムール貝

ムール貝(和名:ムラサキイガイ)は、イガイ科に属する二枚貝の一種。もともとはヨーロッパ・地中海原産の貝ですが、大型船の船底に付着するなどして世界中に広がり、日本でも1935年に神戸で生息が確認されて以降、強い繁殖力で全国各地に定着しました。貝から足糸(そくし)と呼ばれる繊維状の分泌物を出して、海岸の岩などに群がるようにびっしりと張り付いています。引用:https://ippin-gourmet.com/foods/6134

日本では、牡蠣やホタテの養殖施設に付着したムール貝を副産物として出荷していることが多いため、国産ムール貝の主な産地は、宮城県や広島県、北海道などが中心となっているとのこと。

牡蠣やホタテの養殖業者にしてみれば、どこからともなくやってきた、やっかいな外来種のムラサキイガイ。

でも、邪険に扱っていた相手が、実は海外では養殖も盛んで日本に輸出すらされているムール貝とほぼ同じであったということが判明し、立派な商品として扱われだしたのは、わりと最近のことのようです。

新鮮なムール貝に出会ったら、ぜひシンプルにオリーブオイルで白ワイン蒸しをお試しください!

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