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子どもの将来年収を決めるのは○歳まで!? 知らないと損する親の投資戦略
こんにちは。えび子です。
会社員を辞め、カナダで幼児教育を学ぶ生活にもだいぶ慣れてきて、最近は乳幼児の発達の勉強Early Childhood Development Theoryに夢中なので記事を書きます。
子供へのより良い教育ってなんだろう?と考えたとき、私は高濱先生の「メシが食える大人になる」という言葉にはかなり共感しています。自分の好きなこと、自分のやりたいことを突き詰めていった結果、経済的にも自立してほしい。
そして、多くの幼児教育に関心のある方々は、子どもの将来の収入をアップさせるためには、どの時期に、どんなことにお金を使うと効果的なのか、気になるのではないでしょうか。自分ももともと経済・経営専攻なので、めっちゃここが気になります。もし、将来大学で研究をするなら、この分野がいい。幼児教育×経済・経営。
実は、世界中の研究から、子どもの成長段階に合わせた投資が将来の年収に大きな影響を与えることがわかっています。今回は、各発達段階ごとに、どのような投資が効果的なのか、最新の研究結果も交えながら、カジュアルにお伝えします。最後に、親として何したらいいの?も書いてますので、ぜひ興味のあるところからご覧ください。
1. 幼少期(0歳~5歳):非認知能力の育成がカギ
まず、0歳から5歳までの幼少期。この時期は、子どもの脳が急速に発達し、性格や感情のコントロールといった「非認知能力」が形成される大切な時期です。ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授の研究によると、幼少期への投資は将来的に高いリターンをもたらすことが示されています。具体的には、質の高い幼児教育や、親子のコミュニケーションを深める時間(これ、めっちゃ大事!)が、子どもの将来の成功に繋がるとされています。
例えば、親子で一緒に遊ぶ時間を増やしたり、絵本の読み聞かせをすることで、子どもの社会性や情緒が豊かになります。また、音楽や絵画、運動などの活動を通じて、自己表現や協調性を育むことも効果的です。これらの活動は、将来の学業成績や職業選択、さらには収入にも良い影響を与えるとされています。
2. 学童期(6歳~12歳):金融リテラシー教育の重要性
次に、6歳から12歳の学童期。この時期は、子どもがお金の概念を理解し始める時期です。ウィスコンシン大学の研究によれば、子どもは3歳頃からお金の概念を理解し始め、7歳までにお金の管理に関する多くの習慣が形成されるとされています。このため、学童期には金融リテラシー教育を導入することが重要です。
具体的には、お小遣いを通じてお金の使い方や貯金の大切さを教えることが効果的です。例えば、毎月のお小遣いを決めて、自分で管理させることで、計画的なお金の使い方を学ばせることができます。また、貯金箱を用意して、目標を立てて貯金する習慣を身につけさせることも大切です。これらの経験が、将来の経済的な成功に繋がると考えられています。
さらに、最近北米でバズった動画でご存知の方も多いかもしれませんが、家庭やコミュニティへの貢献活動に対して、お小遣いを与える方法も効果的です。例えば、自分の部屋を片付けるといった「やらなければならないこと」ではなく、家族のために掃除をしたり、地域のために家の前の道路をきれいにするなど、他者に貢献する行動に対してお小遣いを制限なしunlimitedで渡すことで、子どもは「お金は価値を創出したことに対して得られる対価である」ことを理解できます。このアプローチは、子どもの起業家精神や社会貢献意識を育むとともに、どうやったら世の中に新しい価値を創出できるのかを学ぶのに役立つでしょう。
さかな家の母えび子も、父まんとるも、ガチの新規事業畑なので、0➡1を作れる人財を敬愛しています。
3. 思春期(13歳~18歳):リーダーシップとキャリア教育の導入
13歳から18歳の思春期は、自己認識や将来のキャリアについて考え始める時期です。この段階では、リーダーシップを育む経験や、具体的なキャリア教育が重要となります。カリフォルニア大学の研究によると、高校時代にリーダーシップを発揮した経験がある人は、そうでない人に比べて、卒業後11年後の収入が4~33%も高くなることが示されています。
ここは専門外なので、さらっとふれる程度にさせてください。
4. 最新の研究から見る新たなアプローチ
最近の研究では、以下のような新たなアプローチが注目されています。
スポーツ活動の推奨:ノルウェーの研究によれば、スポーツをしていた子どもは、していなかった子どもに比べて将来の年収が約4%高いことが示されています。スポーツを通じて、忍耐力やリーダーシップ、社会性といった非認知能力が育まれることが、収入の向上に繋がると考えられています。
幼少期の母子関係の重要性:ある研究では、幼少期に母親との関係が良好だった人は、そうでなかった人に比べて、将来的な年収が約870万円も高くなることが示されています。
じゃあ、実際どうしたらいいねん!!!という親の声が聞こえまくるので、それも記載させていただきます。
子どもの将来の収入を高めるために、親ができる具体的なサポート方法
1. 家族での楽しい食事時間を大切にする
家族全員で食事を楽しむことは、子どもの学業成績の向上や問題行動の減少に繋がるとされています。食事中は、親が積極的に会話をリードし、子どもが自由に話せる雰囲気を作りましょう。このようなコミュニケーションが、子どもの安心感や意欲を高める効果があります。
ハーバード大学の調査では、家族全員で食事をとる家庭の子どもは、成績が良く、語彙力や読書力が高いことが示されています。
diamond.jp
2. 子どもの強みを見つけて伸ばす
子どもの潜在的な才能や興味を見つけ、それをサポートすることは、子どもの自信と将来の成功に繋がります。音楽、スポーツ、学問など、子どもが情熱を持つ分野を見極め、適切な環境や機会を提供しましょう。
3. 家庭内で論理的な会話を増やす
日常的に子どもと論理的な議論や意見交換を行うことで、思考力やコミュニケーション能力が向上します。例えば、ニュースや社会問題について一緒に考え、意見を共有する時間を設けると良いでしょう。ほっといてもyoutube見ると思うので、難しいものでなくても、子供の論理的思考を引き出してあげましょう。
「どうしてこれは起こったの?」「どういう部分がおもしろいの?」「OOちゃんだったら、どうする?」などなど
4. 努力の過程を評価し、非認知能力を育てる
結果だけでなく、努力の過程をしっかりと認めて褒めることで、子どものやる気や忍耐力といった非認知能力が育まれます。これらの能力は、将来的な成功や収入にも大きな影響を与える重要な要素です。
5. 親自身の失敗談を共有する
親が自分の失敗経験を子どもに話すことで、子どもは失敗を恐れず挑戦する姿勢や問題解決能力を身につけることができます。これにより、困難に直面しても乗り越える力が養われます。
まとめ
子どもの将来の年収を高めるためには、親の関わり方や投資のタイミングが重要でしたね。といっても、なかなか難しいですね・・・言うは易しやるは難し。
まずは、知るところから!以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
早期の非認知能力育成がカギ!
→ 幼少期(0~5歳)に、親子の対話や感情コントロールを学ぶ機会を増やすことで、将来の成功確率がアップ。金融リテラシーは家庭で学ぶべき!
→ お小遣いの管理や家庭・地域貢献への報酬システムを活用し、実践的に「お金の使い方」を学ばせることが大切。挑戦する力を育てる親の姿勢が重要!
→ 失敗談を共有し、努力を評価することで、子どものレジリエンス(困難を乗り越える力)を高める。
みんな、子育てがんばろう!!!!!!
関西出身、東京で15年働き、カナダに移住した夫婦+4人の子どもたち
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さかな家は東京からバンクーバーに家族移住した6人家族。 父母共に某R社で15年ほど働き思い切って退職。
— 🇨🇦さかな家の伝説_The legend of SACANA Family (@SACANA_family) July 27, 2024
父 まんとる IT企業役員
母 えびこ 保育士(ECE取得予定)
子 りんご-9歳男、あーちゃん-7歳女、ベイビーゴー-3歳男
東京留学中のかぼちゃ丸-高2とポチ(ポメラニアンとチワワのMIX)#自己紹介 pic.twitter.com/8Gk3UT12HO