こころの観察をはじめたきっかけ
わたしの日課は、こころの観察です。
自分のこころの声を聴けるようになって、
感情に振り回されることが
なくなりました。
観察を知らない、
以前のわたしに比べて、
とても楽に自分らしくいられます。
それは、
全くイライラしないとか、
ひとつも悲しくならないということではなく、
怒るときは怒る、
悲しいときは思いっきり悲しみます。
そして、
感情をじっくり味わったあと
納得する感じです。
「あ、わたしはこんな気持ちなんだ。」
と受け入れて、
抱きしめて、収まるまで感じます。
満足いくまで感じたら、
その後は、
引きずらない、
そこに居続けないという感覚。
この流れを知っているから、
安心して落ち込めます。
ただ、
それはすぐに出来たわけでは
ありませんでした。
1年前の私は、
看護学校の受験に
落ちてしまったらどうしようと
いつも不安でした。
落ちてしまったら、
人生終わりだとまで思っていました。
夫と別居中、
一人暮らしの祖母の家で、
2歳の息子の育児と
受験勉強をしていたわたしには、
他にも数えきれないほどの、
悩みがあったからです。
息子の前では、
明るいママでいるため、
必死に笑顔をつくって気を張っていました。
息子が寝たら、
受験勉強をして、
不安から気を逸らしていました。
不安な気持ちと向き合うと
壊れてしまいそうで、
こころの声を無視し続けていました。
あえて、
自分の時間を作らないように必死でした。
ある日、
腰痛が酷く病院に行くため、
息子を一時保育に預け、
1人雨の中病院に向かいました。
朝なのに夕方のように
暗い空、
寒さで手も耳も凍りそうで、
傘から伝わる雨の振動と雨音を聞きながら、
わたしの中の張り詰めていものが、
プツリと切れる音がしました。
それから、
しばらく道端で嗚咽がでるほど
泣き続けました。
そのとき、
やっと気付きました。
限界なんだと。
これ以上自分を無視したら、
本当に壊れてしまう。
怖がるのをやめよう。
その日から、
自分を労わるようにしています。
最初はなかなか出来ませんでしたが、
少しずつ少しずつ実践しました。
小さくて弱い自分を知って、
情けなくても、
前を向いて歩きました。
雨の日、
泣きながら道端を
ゆっくりゆっくり歩いたように。
自分の弱さを認めていると、
不思議と周りの人が優しく助けてくれることも
増えました。
あれから1年。
わたしはたくさんの人の愛に恵まれ、
穏やかに、過ごしています。
12月の雨は、
あの日のことを思い出します。
きっかけは外から得られるのではなく、
自分の内側から湧き出るもの。
今日も、
こころの中の声に、
優しく耳を傾けていきたいと思います。
#インナーチャイルド
#こころの声を聴く
2022年12月15日の
Instagramの投稿より
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