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しりとり俳句(119)

九月に入りましたが、台風の影響がいろんなところで起きていて落ち着きませんね。
こちらでは線上の雨雲がかかりやすく、豪雨が一時間くらい続いたり
逆にちょうど雨雲の流れの合間に入ると何時間も晴れていたりと不思議な天気が続いています。

今週は「踊り」シリーズと「お酒」シリーズがありますよ。

👇こちらの続きから

しりとり俳句 三年目ルール
・ 詠む順番:ちり→しの→さち
・ 下五・下二字、または一字でしりとり
・ その二字や一字から濁音や半濁直音などへの変更可
・ 下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二字(もしくは一字)から始めるのも可
・ 季語のあと:ち=香田ちり、し=卯月紫乃、さ=月石 幸
・ シリーズもの:俳句の後ろに *マークあり

第119回は、8/26~9/1(2488~2508)全21句

2488.  揚げパンの口も机も秋うらら
   秋麗(三秋)ち

2489.  ラテン語の文字の解読ちんちろりん
     ちんちろりん(初秋)し

2490.  隣接のカフェへ寄るべし美術展
   美術展(三秋)さ

2491.  天ぷらの衣ぶ厚き厄日かな
   厄日(初秋)ち

2492.  首すじの白さ際立ち風の盆*
   風の盆(初秋)し

2493.  盆踊きつちり髪を編み込んで*
     盆踊(初秋)さ

2494.  デニムから着流しに替へ阿波踊*
   阿波踊(初秋)ち

2495.  鳥兜もう誰もゐぬ峠茶屋
     鳥兜(仲秋)し

2496.  野菜から食べるちやんぽん秋暑し
     秋暑し(初秋)さ

2497.  叱られて妹のなほさやかなり
   さやか(三秋)ち

2498.  夜会抜けワイン片手の星月夜*
   星月夜(三秋)し

2499.  予定とは違ふお店の今年酒*
   今年酒(晩秋)さ

2500.  酒好きの薦める酒や鮭料理*
     鮭(三秋)ち

2501.  瓜坊の犇めき眠る柵の中
     瓜坊(晩秋)し

2502.  眺め良きレストランなり白芙蓉
     白芙蓉(初秋)さ

2503.  様子見て事細かなり野分跡
    野分跡(仲秋)ち

2504.  アドレスをそつと消したる星月夜
    星月夜(三秋)し

2505.  読みかけの本積み上ぐる鉦叩
     鉦叩(初秋)さ

2506.  抱きあげて虫籠のぞく大きな眼
     虫籠(三秋)ち

2507.  めはじきや乳房張りたる帰り道
   めはじき(初秋)し

2508.  道なりに進めば駅やちちろ虫
   ちちろ虫(三秋)さ


     ・・・・・

今日は夏休み最終日。
わたしが小学生の頃とはずいぶん過ごし方が違うなぁと毎年思います。

わたしの頃は毎日学校のプールに行っていました。
田んぼに囲まれた学校だったので、青田が風に吹かれる様子に
「なんて綺麗なんだろう」と思った瞬間を今でも覚えています。

先日図書館へ向かう時に、途中にある青田を見て子どもたちが「田んぼは本当に綺麗だねぇ」と言い合っていてびっくり!
そして「ああ、ちゃんと見ているし、感じているんだな」と嬉しくなりました。


さて、わたしも明日からやっと本が読めます!(笑)
夏休み中なんとか結社のzoom句会には参加できましたが、その他は・・。
読書だけがインプットじゃないと言い聞かせながら過ごしてきましたが、句集の積読がいっぱい・・・。
今月はだーっと読みたいと思いつつ、その「読み方」にも疑問が・・・と話は尽きないので今週はこの辺りで!

いつもありがとうございます♪


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