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しりとり俳句(122)

しりとり俳句のトップ画像、いつ見ても可愛いですね~。
ふふふふ。
今週は、いろいろシリーズがありますよ。

こちらの続きから
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しりとり俳句 三年目ルール
・ 詠む順番:ちり→しの→さち
・ 下五・下二字、または一字でしりとり
・ その二字や一字から濁音や半濁直音などへの変更可
・ 下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二字(もしくは一字)から始めるのも可
・ 季語のあと:ち=香田ちり、し=卯月紫乃、さ=月石 幸
・ シリーズもの:俳句の後ろに *マークあり

第122回は、9/16~9/22(2551~2571)全21句

2551. 陶芸の崩るるも良し敬老日*
    敬老日(仲秋)ち

2552. うひひひと年寄りの日の馬券かな*
    年寄りの日(仲秋)し

2553. けん玉のすこつとはまる敬老日*
   敬老日(仲秋)さ

2554. 美人画のふり返りたる良夜かな*
    良夜(仲秋)ち

2555. うやむやな返事の人と月今宵*
    月今宵(仲秋)し

2556. 酔ひ醒ます石のベンチや今日の月*
    今日の月(仲秋)さ

2557. 月を待つ飼ひ主のまづ寝ころんで
    月を待つ(仲秋)ち

2558. デラウェア籠いつぱいに日のひかり
    デラウェア(仲秋)し

2559. 仮縫ひのスカート長し初紅葉
    初紅葉(仲秋)さ

2560. ミシン目にコーヒー券を夜学生
    夜学生(三秋)ち

2561. 青春をかけぬけてゆき獺祭忌*
    獺祭忌(仲秋)し

2562. 活き活きと筆選びたる子規忌かな*
   子規忌(仲秋)さ

2563. 気分良く子規忌のご飯大盛りに*
    子規忌(仲秋)ち

2564. 離乳食くちあけて待つ秋真昼
    秋真昼(三秋)し

2565. ひるがへる掲揚旗や運動会
    運動会(三秋)さ

2566. 懐石の器美し初紅葉*
    初紅葉(晩秋)ち

2567. ミシュランの星は三つぞ秋の店*
    秋(三秋)し

2568. 店先に看板は無し烏瓜*
    烏瓜(晩秋)さ

2569. 売子より家電売場の新米を
    新米(晩秋)ち

2570. 硫黄島無月の波に浮かびけり
    無月(仲秋)し

2571. 歌碑までのところどころを山薊
    山薊(仲秋)さ

     ・・・・・


さて、今年の名月はみなさんは見られましたか?
わたしのところでは朝にどしゃぶりの雨が降ったのですが、夜には綺麗な名月を眺めることが出来ました。
とはいえ近くに大きな建物があるので、まずは月光から。
しっかり見られたのは19時を過ぎてから。
夕飯を食べたあと子どもたちが「お月見したい!団子作って!」と言うので慌てて月見団子を作りました(笑)。(←サザエさんの影響です)
縁側もないし芒もなく、一番よく見える寝室の窓からでしたが、団子を食べては月を眺める子どもの満足げな顔をみて、ちょっと笑っちゃいました。そして何だか良かったなと思いました。



さて前回の紫乃さんの「しりとり俳句(121)」にもありました通り、しりとり俳句が文庫本になりました!(詳しくは121へ

2022年5月19日より、始まった「しりとり俳句」、現在、三年目に入っていますが、この度、最初の一年目(2022年5月19日~2023年5月5日、立夏の前まで)1090句を、「しりとり俳句 その壱」として、文庫本にまとめました。(非売品)

(イラストは、微熱さんに、文庫化へのノウハウは、つる・るるるさんにご協力いただき、編集には、ちりさんのお力を、前書きには、幸さんのお力をお借りしました)

紫乃さん回「しりとり俳句121」より

初めて手にした時の感動!
実物が想像以上に可愛らしくてこれまた手触りがすごく良いのですよ。
普段わたしが俳句の話をしだすとなぜか目をつぶって瞑想を始める夫も、さすがに目を見開いて喜んでくれました(笑)。
そして不思議なのですが、恥ずかしい句ばかりでどうしよう~と思っていたのですが、こうして活字になるとまともに見えてくる・・・見えるだけかな??(笑)
あともう一つ、「最近真面目に詠みすぎてるかも(笑)」ということ。
しりとり俳句ならではの遊び心は大切にしたい・・・ってそうだ、いつもそんなカッコつけてる余裕はないのでした!

(しりとり俳句文庫の話はまた別でできたらしたいと思います。)

それではいつもありがとうございます♪

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