何故多良岳は佐賀県なんだろう
話は古いが1983年4~5月にかけ6日間で長崎-佐賀県境を歩いた。有明海から北上して伊万里湾浦の﨑海岸まで。この時から多良岳がなぜ佐賀県かなあと単純に思った。県境は多良岳山頂の南側に引かれている。山頂稜線が県境なのが自然なのだが。
金泉寺は長崎県、多良岳山頂は佐賀県となっている。黒木岳山頂も帆柱岳山頂も佐賀県である。ただ一ノ宮岳山頂は県境となっている。
気になってから随分時間が経つが25日金泉寺山小屋に泊まって参拝した後、役の行者から多良岳に登り、前岳~黒木岳~一ノ宮岳と歩いた。膝不調で帆柱岳は山友に登っていただいた。多良岳が佐賀県であっても全く問題ではないのだが、その答えは歴史の中にあるのだろう。
上は多良岳山頂より多良山系の盟主経が岳を望む。下は前岳方面から多良岳山頂を振り返った写真。
役の行者から県境を離れるが多良岳~前岳を下ると県境に戻って来る。そして再び県境を離れ黒木岳へと稜線は続く。
黒木岳を下ると再び県境で、この先なだらかな県境を辿って一ノ宮岳となる。
帆柱岳分岐で山頂は山友二人に任せ暫く待った。分岐から下るルートが県境で多良岳林道に出て山歩きを終了した。ここから役の行者、金泉寺と続く路が復活になった日本一長い参道の一部のようだった。
多良岳レインボーロードからオレンジ海道をドライブし帰路についた。帆柱岳に登らなかったのは気残りだが、黒木岳を踏破しひとまずオーケーだ。
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