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2020年夏アニメ 注目作紹介

10年以上、アニメ新番組の1話は大体チェックしている若年おじさんが、2020年夏アニメの中で気になった作品を紹介。

THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール

原作は韓国のウェブトゥーン。監督はアクションアニメーターとして活躍し、『牙狼-GARO- -VANISHING LINE-』で監督デビューした、朴性厚 
さん。朴監督&制作のMAPPAは10月放送の『呪術廻戦』も担当しています。

高校生の異種格闘技大会という脳筋で分かりやすいストーリーで、主に朴性厚さん自身によると思われるアクションは圧巻の一言。

製作に『神之塔』を世界的成功に導いたクランチロールが関わっており、MyAnimeListでは人気続編作を除く新作の中では一番人気と海外で好評。

デカダンス

『モブサイコ100』の監督・立川譲さんと脚本・瀬古浩司さんタッグのオリジナル作品。

1話では立川監督が過去に参加した作品含む、既視感の強い作風だったけど、伏線はあったものの2話でガラッと変わり本当の世界観が明らかになるという仕掛け。何がどうして世界がこうなったのかという背景は描かれていませんが、掴みは良く、先が気になる展開。


GREAT PRETENDER

映画『探偵はBARにいる』、『相棒』、『リーガル・ハイ』などヒット作を手掛けてきた脚本家の古沢良太さんの初アニメ作品。

古沢さんの直近作の『コンフィデンスマンJP』と同じく、詐欺師が主役。『コンフィデンスマンJP』はいかにもなTV的演出、役者のノリなどが肌に合わず見てませんでしたが、こちらはアニメということもあり、ちょっとしたオーバーリアクションも違和感なく、楽しめます。

ジビエート

2018年に始動した「和」をテーマにした世界展開を基本としたプロジェクトの集大成としてのアニメ作品。アニメーターとして活躍してきた小美野雅彦さんの初監督作で、小美野さん自身が立ち上げた会社ランチ・BOXのデビュー作でもあります。

企画自体を聞くと、ダメなクールジャパンを煮詰めたような感じで不安感満載の中、1話を観ましたが、1話段階では不安的中というのが正直なところ。

アバンの後の、吉田兄弟によるOPがまさかのフル尺w 未完成だからか、映像も本編ダイジェストが流れるだけで見応えがない。世界観も使い古されたような設定で、侍という要素も無理矢理入れてきた感じで、少々強引な展開。

侍といえば、ゲームの「SEKIRO」や先日発売された「Ghost of Tsushima」で海外の注目度は高い方だと思いますが、この作品はどう受け取られるか。

企画・脚本の青木良氏のインタビューを読むと安易さはなく、志高く作品を作ってるようなので、暫くは見続けていきたいと思います。


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