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ファンタジー好きにオススメする『神之塔』

4月新番組のアニメ『神之塔 -Tower of God-』を6話までの感想。Amazonプライムで配信されている他、現在GyaOで全話配信されており、見逃している方も1話から見ることが出来ます。

原作は『NAVER WEBTOON』で2010年に連載開始した韓国の漫画。世界28カ国語に翻訳され、累計観覧数45億を突破しており、アニメも海外の有名データベースサイトIMDbを参照すると、他の4月開始新番組のレビュー数が二桁台なのに対し、『神之塔』は現在400台でレートが8.4と人気の高さが伺える一方で、日本ではあまり話題になっておらず、Amazonのレビューを見ると、トップが差別的なもので、他の低い評価のものも謎が多いから面白くないみたいなレビューが目立ち、ちょっと頭を抱えてしまいます。

それはさておき、日本の作品で何が雰囲気が近いかといえば、やはり『HUNTER×HUNTER』で、影響を受けているであろう要素がちらほらあり、人間だけでなく、色んな種族のキャラがいて、神の水という念能力的概念も出てきます。まだ謎が多く世界観は掴みきれていないものの、メイン、脇キャラも魅力的で、それぞれのバックグラウンドドラマも割としっかり作られており、深みがあります。

制作会社は、テレコム・アニメーションフィルムで、2015年からのルパンシリーズのスタッフなども参加しており、安定したクオリティ。特に、4話はむらた雅彦さんがコンテ・演出、作画監督を務め、なおかつ一人原画という今どき珍しい離れ業をやっていて、アクションも見応えあり。

原作漫画はまだ連載が続いていて、現在441話あり、アニメ6話時点で原作の32話辺りとなっており、果たしてどこまでアニメ化されるのかが気になるところ。個人的には、原作漫画はああいう形式のものを読み慣れていないのと、画力や構成力的にそこまで上手くないというのもあり、なるべくアニメで見たいなと思いが強いです。

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