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編集者のサポートが必要なのは「誰かのために書く文章」

以前、「自分のために書けばいい」というタイトルでnoteを書きました。

私は基本的に、自分のために書く文章であれば、自由に思うままに書くのがいちばんだと思っています。

必要以上に間違いを気にしなくても、「上手に書かなくちゃ」とプレッシャーを感じなくてもいい。

編集者をつける必要も(文章の完成度を高めるという意味では)基本的にはないと思います。

では、どういうときに、それこそ編集者にサポートしてもらって文章を磨き上げたほうがいいのか。

それは、誰かのために書くとき。

あなたが持っている情報や思いを、特定の「誰か」に伝えたいときです。

かつ、伝える際に責任が伴う場合は、編集者をつけたほうがあなた自身を守るためにもベターです。

では、具体的にどういう文章がそれにあたるかというと……

① 情報の正確性が求められる有料記事
(誰か → 記事を買ってくれる人)

② 企業(個人事業主を含む)として届けたいコンテンツ
(誰か → <潜在的>顧客)

この2つだと私は思います。

①情報の正確性が求められる有料記事

ここでは、有料記事の中でも、正確性が求められる情報やノウハウを販売する場合が対象になると考えてください。

お金をいただくということは、その記事はいわば「商品」です。

買った「商品」に不具合があったら、あなたはどう思いますか?

正直なところ、あまり気持ちがいいものではありませんよね。

それと基本的には同じです。

なので、情報の正確性が求められる有料記事を書く場合は(必ずしも編集者でなくても)第三者の目を入れたほうがいろいろな意味でベター

なぜなら、自分ひとりではどうしても思い込みによる認識違いや、名称や数字の間違い、文章の読みにくさに気づけなかったりするからです。

②企業として届けたいコンテンツ

企業の発信は、「それが顧客にとって知りたい情報か?」という視点がどうしても抜けてしまいがちです。

「伝えたい」思いが強すぎて、自分(企業)本位の「押しつけ」になってしまう可能性もあります。

顧客にとって、それは知りたい情報ですか?
顧客の興味のツボを押さえられていますか?

顧客に届けたい情報や思いがあるなら、自分たちの「伝えたい」と顧客の「知りたい」をつなげる編集者視点を取り入れたほうが、確実に届きやすくなります。

企業の発信には信用も必要です。

情報に間違いがあったり、事実と違う内容が入っていたり、そもそも文章が読みにくかったりすると、事業の信用にも関わってきます。

編集者のサポートがほぼマストな文章とは?

ここまで、

① 情報の正確性が求められる有料記事
② 企業(個人事業主を含む)として届けたいコンテンツ

は、編集者(などの第三者)をつけたほうがベターだというお話をしてきました。

しかし、あくまでも「ベター」であり、マストではありません(価値観による)。

では、編集者をつけるのが、ほぼ「マスト」といえるケースはあるのでしょうか。

はい、あります!

それは、

① 情報の正確性が求められる有料記事
② 企業(個人事業主を含む)として届けたいコンテンツ

のいずれか、もしくは両方であり、かつ

③文字数が多いもの(数千〜数万字)

文字数が多いだけで、必要な編集力のレベルがぐーーんと上がります。

文字が増えれば増えるほど、内容の重複や矛盾が出てきたり、文章の流れを整えるためにある部分を削ったり、加えたり、つながりを調整したり、体系化したりという編集作業がどうしても必要になってきます。

そのため、文字数が多くなる場合は、編集者をつけることを検討してみてください。

私がこれから立ち上げる予定の電子書籍レーベルは、この①②③をすべて満たすケースが多くなると思います。

その条件下だと、編集者としての価値をいちばん発揮できるからです。

①②③をすべて満たすケースは、そもそも目的を達成する文章として成立させるのが難しい

ビジネスを立ち上げるに至った思い、過去の自分が乗り越えてきた壁や感じていた葛藤をサービスに昇華していった過程など、企業(個人事業主)が届けたいメッセージを顧客が知りたい情報に変換して届ける。

この電子書籍を使ったマーケティング、ブランディングに興味のある方は、今後もこのnoteやメルマガをチェックしてくださいね!

今私の中でコンセプトを練っているところですが、少しずつ詳細をお伝えしていけたらと思います。

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