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英語学習日記 #27 "A World Without Email"

今回学んだアイディア
・メールは人の生産性を著しく下げる
・人の脳は、マルチタスクに向いていない
・locus of control(統制の所在)
・specialization principle(分業の原則)

こんにちは!
こちらの英語学習日記シリーズでは、Blinkistで新しく知った英語表現や英単語を中心に、個人的に面白かった、勉強になったポイントを紹介していきます。今日はその第27回です!


今日のBlinkについて

本日のBlinkのタイトルと著者はこちら。

A World Without Email by Cal Newport
- Reimagining Work in an Age of Communication Overload -

今日のBlinkは、メール文化がいかにチームの生産性を損ね、メンバーにストレスをもたらし、さらには仕事に対する満足度を下げているかという内容でした。

"the hyperactive hive mind"というキーワードが登場します。
hiveはハチの巣なので、ハチが群がったハチの巣のようにごちゃごちゃしてこんがらがった精神状態、というニュアンスなのかな?

hive mindには「虫の知らせ」という意味があるようなので、次にメールが来るかもしれない、と常にメールボックスが気になってしまい、仕事に集中できない状態、というニュアンスかもしれません。そんな気がしてきた。

とにかく、人の脳はマルチタスクに向いていないため、社内外から飛んでくる様々な内容のメールを処理することは、最悪でしかないそうです。

集中できる環境を整え、効率を高め、シングルタスクを着実にこなすために、個人として、組織として取り組むべきことが書かれていました。


今日のBlinkから得た学び

今日のBlinkの内容で、個人的にためになったものを引用します。

On average, modern knowledge workers check their email once every six minutes. In total, they spend over a third of their working hours in their inboxes –⁠ an absolutely incredible amount of time!

現代の知識労働者(knowledge worker)は、平均で6分間に1回メールをチェックしていて、労働時間の3分の1はメールに費やされている


9時間働いたら、3時間はメールを見たり書いたりしている、という話になります。やばいですね。

メールを見ている時間だけ、本来の仕事に取り組めないので、これは大きな損失になってしまいます。

These numbers are already staggering, but the problem gets worse. In 2018, a software company called RescueTime monitored the computer habits of 50,000 active users. They ultimately concluded that, all told, the average knowledge worker gets just an hour and 15 minutes of undistracted productive work done per day.

2018年に、50000人を対象に行われた調査では、メールに邪魔されずに仕事に集中できる生産的な労働時間が、平均で1日あたりたった1時間15分しかないことがわかった。

8時間働いていても、そのうち1時間15分しか集中できない。これがどれほどの損失になるか、考えただけで怖くなります。

locus of control: the idea that when people feel like they have control over a particular course of action, they're much more motivated to stick with it.

ある特定の行動を自分でコントロールできると感じると、よりモチベーションを持ってそれを継続できる、という考え方。心理学用語で、日本語では「統制の所在」と言うらしい。

職場に新たなルールを導入したい場合、変えることのできない決まり切ったルールを上から押し付けるのではなく、その重要性を理解させた上で、納得できるルールを従業員全員で作ることで、チームの士気を高く保つことができる。

specialization principle: the concept that working on fewer things with a higher level of quality ultimately boosts productivity

分業の原則(専門化の原則)。より少ない物事に高いレベルで取り組むことで、全体の生産性が上がるという考え方。

According to economist Peter G. Sassone, some organizations could immediately reduce their overall staffing costs by 15 percent by hiring more support staff. How? By freeing up the time of their highly skilled professionals so they can be more productive.

経済学者Peter G. Sassoneによると、より多くの職員を雇うことで、ただちに人件費を15%抑えられる会社もあるという。


高い専門性を持ったスタッフに一般事務をさせるのをやめ、より難しい仕事に専念してもらうことで、全体の生産性が上がり、利益が増えるため、事務職員を増やしても採算が取れるというロジック。

この話を読んで一番初めに頭に浮かんだのは、日本の大学の話でした。

基盤的予算減→人員削減→研究以外の業務が増え、研究者が研究以外の業務に追われる状態に。


なんで最悪の択をわざわざ選んでしまうんだろう。研究者が研究に集中することを妨げる環境や運営だけでなく、度重なる不況下の増税も、メリハリのない緊急事態宣言の連発も、女性差別も、なんで日本ってこんなにひどいんだろう、と思ってしまうことはたくさんあります。なんで俺の生まれた国ってこんなことになってるんだ。

このような深刻な問題が日本で発生してしまう社会的要因として、人権感覚の欠如、世代循環の遮断、反知性主義、多様性に対する不寛容さの4つが、個人的には大きいのではないかと思っています。現代社会の日本の問題が全てこの4つに収束するわけではないし、まだ粒度が揃っていない気もするので、もう少し考えを煮詰める必要はありますが...

今書いていて思ったのですが、この4つはさらに言えば、「(社会のあり方や、知識や、マインドセットを)アップデートできない」こと、つまり「悪い意味での保守的態度」に収束するかもしれません。今後きっかけがあれば、このことについても自分の言葉で書いてみようと思います。


新しく学んだ表現とその使い方

メモ帳を研究室に忘れてきてしまったようで、現在手元にないので、明日加筆します。


今日調べた単語

今日英英辞典で調べた単語・表現は次の〇〇個です!

...と、今日調べた単語の一覧画像を普段はここに貼りつけているのですが、どうやらメモ帳を研究室に忘れてきてしまったようです。明日貼ります。


ここまで読んでくださった方に感謝です!ありがとうございます!

明日も書きます!

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