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[Lilygo T-SIM7080G-S3]のGitHubを読んでみる

前回はハードウェアの概要や入手方法などについて触れました。
今回は初学者目線でGitHubの見方について書きます。

GitHubとは

この製品についての説明や参考資料が入っているオンラインマニュアルです。公式のエンジニアさんもチェックしていて、リアルタイムに更新されます。私達もなにかと参照しますので、ブックマーク必須です。

初学者が初めにすべきこと1

「Githubのアカウントを作ってください」
Googleアカウントでリンクすることも出来ます。
無くてもいけますが、何かと不便を感じました。

初学者が初めにすべきこと2

「最新のコードを入手してください」
 トップ画面の右上にある、赤い[code]ボタンから[Download ZIP]をクリックしてください。公開されているコードやデータシートがまとめてDLできます。
 DL出来たらZIPフォルダを日本語フォント(2バイト文字)が含まれないところに展開してください。フォルダ名に日本語が含まれると、プログラムを触る時にエラーの原因になることがあります

OKの例
C:\PlatformIO\Lilygo-TSIM7080G-S3\
NGの例
C:\ユーザー\Lilygo-TSIM7080G-S3\

最初に読むべき場所

この辺から下です。英語に不慣れな方も、日本語に翻訳して読むことで9割程度必要な情報が把握できると思います。

迷わずページ翻訳しましょう。幸せになれます。

クイックスタート

「触り始めるための方法」が書いてあります。書かれているとおりに、素直に操作すれば大丈夫。2,3台の違うPCでそれぞれおこないましたが、今のところ例外的なエラーなどは出ていません。
 個人的には[Platform IO]が分かりやすくておすすめです。VisualStudioCodeやPlatform IOは、プログラミングのための無料で手に入るソフトウェアです。詳細は量が多くなるので別の機会に。

画像がなくてもなんとか分かる。

ヒントは超重要

 日本語で一般的なヒントは「あれば助かる情報」という感じですが、ここのヒントは「無いと始まらない必読前提知識」です。
 たとえば「SIM7080Gは携帯電話ネットワークとGPS測位に同時に接続できません」の部分。これを知らないままだと「GPSで位置情報を測定してLTE回線でインターネットに送る」というプログラムが【なぜか】うまく動かない現象にハマります。これを知っていれば「GPSの測定が終わったらGPSの機能をOFFにする。LTE接続をONにして送信してLTE接続をOFFにする。」という単純な解決策がわかります。

 とはいえ、はじめは「通信や電圧関連の話が書いてあるな」程度の認識で、軽く読めば大丈夫。単語のかけらだけ頭に残しておきましょう。
 自分の触りたい部分で不明なことが出てきてから、徐々に理解と把握を深めていくと良いと思います。

購入場所やピン情報

「PIN情報」は初学者にとっては謎の単語ですね。SDA?SCL?GPIO?ボード上に番号の振られてある端子から、それぞれどのような情報が入出力されているのかが記載されています。ここが必要になるのはもう少し先です。例えば「IOポートの割当」が必要で設定の意味がわかり始めれば、初学者は卒業と言えるかも。

なんだか長くなってきたので、実際に使ってみるのは次回にしたいと思います。サンプルプログラムとChatGPTがあれば、なんとかなりますので、まぁ、触ってみてください。

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