誰かを支える、あなたの仕事。クリスマスのスーパーに。
買い物にでると、どこもかしこも、赤、緑。
クリスマス一色ですね。
色んな人がウキウキしてる。
そんな時に、縁の下で支えてくれるありがたさが、少し見えるようになったかも。
…年を重ねたかな…という話です。
大学時代、某ファーストフード点でバイトしていました。
マジメにマジメを掛けたような私だったので、もちろんクリスマスは予定ナシ!
「クリスマスもバイトかぁ…、何が楽しくてこんな日まで、バイトしてんだろ」と、店頭に立ちながら遠い目をしていました。
クリスマスの目玉といえば、ナゲット大売り出し。
閉店直前に、駆け込みで来るスーツ姿の人に、
「さっき洗い物したばっかりなのに」と心の中でぼやいていました。
クリスマスを手放しで喜んでいた小さな頃。
年を重ねると、お金が大きく動く日とも感じることが寂しい。
さて、買い物に今日行ったら、クリスマス商品は所狭しと並んでいました。
周りを見渡すと、
クリスマスのためだけに、買い増しに来た笑顔が滲む親子、
バイヤーさんなのか店長さんなのか、カメラを持ってソワソワ売れ行きを見守る人、
「ここもうちょっと減らしたいな」と商品を並べ替えるベテランスタッフ、
急遽のアルバイトであろう、パンコーナーでたどたどしくパンを詰める女の子、
早くて綺麗に、商品をレジうちする安定の仕事ぶりのチェッカーさん、
色んな人が、集まっている、と不思議な気持ちに。
それと一緒に、「みんなこんな休みの日にありがたいなぁ」ともジワジワ。
そんな、思いも相まって、ちょっと奮発して買いすぎた。
でも、みんなクリスマスを大事に思って盛り上げようとしてる。
バイトしていたあの頃、最後にナゲットを買った人は、お家で子どもたちと賑やかに食べれただろうか。
いつも帰りが遅くて、でもナゲットを持ち帰れたことにホッとしていたかもしれない。
大したことないと思っていたけれど、
実は、人の暮らしを知らないうちに支えていたかもしれない。
働くことに心中がドロドロしていたクリスマスが、後から思い出して明るい色に塗り変わることもあるようです。
あなたの仕事も、実は知らない誰かの支えになっていますね、きっと。