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究極の全自動マリオを徹底的に解説 その2「復活する全自動」

今回は全自動コースで復活する仕組みについて説明します。

全自動コースの定義とは、つまり「一切の操作をしない」
ということに他なりません。
コースのギミックのみでマリオをゴールまで持って行く、
という仕組み作りということになる訳ですね。

普通なら、ノーミスでゴールに向かうこととなります。
当たり前ですね。
途中でやられちゃうとまた最初からやり直し、
何回やってもクリアはできないということになってしまいます。
全自動は寸分違わない動きを繰り返すので、
途中でやられちゃうコースだと、延々と死を繰り返すだけとなります。

これを打破する方法を考えます。
マリオメーカーには中間ポイントというギミックが用意されています。
これを使えば、やられた後にリスタートする場所を
変更することができます。
つまり中間ポイントを利用すれば、
「一度やられた後にゴールする」
ということが可能になるのではないか?ということです。

これを実現するには中間ポイントからのリスタート時の
特徴を把握しておく必要があります。
その特徴はおおまかに以下の通りです。
1:基本的な状況はコース開始時と同じになる。
2:スタートする中間ポイントは通過した状態となる。
3:ピンクコインの取得状況は
 中間ポイントを通過した時点のものが記憶される。
特に1を詳しく説明します。

「コース開始時と同じになる状況」とは、
・壊したブロック
・中身が出現したハテナブロックなど
・オンオフの状況
・点滅ブロックのタイミング
・Pスイッチ状態の解除
・取得したコイン
・タイム
これらが初期状態に戻るということを表しています。
これらの一部は、やられることによってじゃないと
元には戻らない、ということも言えます。

これ以外の要素、例えば敵やPOWブロックなどのアイテムは
やられなくても扉に入り直すなどすれば復活します。
全自動で扉に入り直すのは不可能ではありますが、
ワープボックスなら入ることは可能です。
土管はとある状況で可能となるのですが、これは後述します。

さて、中間を使えば一度やられる全自動は可能でしょうか。
中間を切ってからやられて復活しても、
また同じ箇所でやられて、結局繰り返すのでは?
と思われるかもしれません。
しかし、これはそこまで難しくない考え方で打破できます。

中間からの復活時、マリオは動かない状態で復活し、
下に地面などが無ければ真下に落下する状況となります。
例えばマリオが右方向に移動しながらのジャンプ中に中間を切り、
直後、その向かう先の敵に激突してやられた場合、
中間復活のマリオは右には向かわず真下に落ちるので、
敵には当たることなく続行される。
みたいな一例でも解決にはなりますね。
これはマリオの移動の勢いが復活によってなくなる、
という現象を利用していますが、
先ほど挙げた復活時にリセットされる要素のどれを使っても
解決できることだと思います。

これで「一度やられてゴールする全自動」は作れるようになりました。
でも、マリオメーカー2は土管に入った先のゾーンにも
中間ポイントを設置することができます。
これを使えば、「二度やられる全自動」も作れるのではないでしょうか。

ここからは、土管の先のゾーンを「裏」、
対してスタートとゴールが存在するゾーンを「表」
と表記していきます。

裏の中間を切るために必要なことはなんでしょうか。
言うまでもなく裏に行く必要があります。
裏に行くには、そう、土管に入る以外の方法はありません。

全自動で土管に入ることは可能なのでしょうか。
普通なら左スティックか十字キーを操作する以外に
土管に入る方法はありません。
少なくともマリオメーカー1の時には方法はありませんでした。
しかし、マリオメーカー2にはたった1つだけ、
土管に入る方法が用意されているのです。
それは「3Dワールド」スキンの「ダッシュブロック」です。

ダッシュブロックは、
それに乗ると強制的にダッシュさせられるというパーツで、
このダッシュ中に入れる土管があると、
なんと入ることができるのです。
このスキンには透明土管というパーツもありますが、
もちろんそちらにも入ることができます。
この「ダッシュ中に土管に入る」には
前3マスの地面が必要、など細かい条件はあるのですが、
それに関しては多分後々語ることになるとは思います。
ともあれ、3Dスキンでは土管に入れる、ということが大事です。

土管に入れるとなればしめたものです。
表の中間を切った後に復活、
復活したら裏の中間を切り、また復活、そしてゴール。
2回やられる全自動が作れるようになりました。
もちろんスタート→裏中間→表中間→ゴールの流れもいけます。

そして、これも大事なことなのですが、
中間を切った後に同じ中間を再び切ることはできないのですが、
違う中間を切った後なら、再び切ることができるようになります。
つまり表中間を切った後は表中間に触ることはできないけど、
裏中間を切れば、再び表中間を切ることができる、ということです。
これは次回以降の説明において大きな意味を持つ現象となります。

ということで今回は
「中間ポイントを使えばやられてからクリアする全自動を作れる」
「3Dワールドスキンのダッシュブロックを使えば土管に入れる」
「よって2回復活する全自動を作るには3Dワールドスキンが必須」

では、3回以上やられてゴールする全自動を作ることは可能でしょうか。
次回はこれを深掘りしていきたいと思います。

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