2024/1/28(日)のゾンビ論文 ゾンビ試薬、ゾンビ映画のレビュー、哲学的ゾンビ
ゾンビについて書かれた論文を収集すべく、Googleスカラーのアラート機能を使っている。アラート設定ごとに、得られた論文を以下にまとめる。
アラートの条件は次の通り。
「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」
「zombie -firms -philosophical -xylazine -biolegend -gender -narrative -network」
「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS」(取りこぼし確認用)
検索条件は次の意図をもって設定してある。
「zombie」:ゾンビ論文を探す
「-firms」:ゾンビ企業を扱う論文を排除する
「-philosophical」:哲学的ゾンビを扱う論文を排除する
「-drug/xylazine」:ゾンビドラッグに関する論文を排除する
「-network」:とにかく情報科学の論文を排除したい
「-DDoS」:ゾンビPCを扱う論文を排除する
「-biolegend」:細胞の生死を確認するゾンビ試薬を使う医学の論文を排除する
「-gender」:ジェンダー学の論文を排除する
「-narrative」:ゾンビ映画・小説などを評論する論文を排除する
検索条件2は「-drug」と「-xylazine」の差分を見るためにある。また、検索条件1と2には一般性の高い排除キーワードが含まれているため、それらが不必要にゾンビ論文を排除していないかを確かめる。
今回、それぞれのヒット数は以下の通り。
「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」二件
「zombie -firms -philosophical -xylazine -biolegend -gender -narrative -network」三件(差分二件)
「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS」七件(検索条件2との差分は四件)
検索条件1は書評、医学が一件ずつだった。
検索条件1「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」
サラ・M・ケサダ著『ラテン系文学とカリブ海文学のアフリカ遺産』(書評)
一件目。
原題:The African Heritage of Latinx and Caribbean Literature by Sarah M. Quesada (review)
掲載:Chiricú Journal: Latina/o Literatures, Arts, and Cultures
著者:Anke Birkenmaier
ジャンル:書評
Sarah M. Quesadaが著した『The African Heritage of Latinx and Caribbean Literature』(ラテン系文学とカリブ海文学のアフリカ遺産)という本のレビュー。カリブ海といえばハイチ。ハイチと言えばブードゥー教、ゾンビ。ゆえに検索に引っ掛かったのだろう。
ジャンルは書評。
神経膠芽腫治療のための miR-142-3p の集束超音波送達
二件目。
原題:Focused ultrasound delivery of miR-142-3p for glioblastoma therapy
掲載:FocUS Archive Preprints
著者:Ying Zhangを筆頭著者として、11名
ジャンル:医学
ゾンビ試薬を扱う論文。「-drug」でも「-biolegend」でも排除できなかった。
ジャンルは医学。
検索条件2「zombie -firms -philosophical -xylazine -biolegend -gender -narrative -network」
検索条件1との差分を調べ、「-drug」が「-xylazine」よりも論文を排除しているか確認する。
ヒト IL-6 は、免疫不全マウスにおける患者由来の疾患を引き起こす骨髄腫細胞の長期生着を促進します
原題:Human IL-6 fosters long-term engraftment of patient derived disease-driving myeloma cells in immunodeficient mice
掲載:bioRxiv
著者:ProfileZainul S. Hasanaliを筆頭著者として、15名
ジャンル:医学
「-drug」で排除。ゾンビ試薬を扱う論文。
検索条件3「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS」
上記の条件で誤ってねらいのゾンビ論文を取りこぼしていないかチェックするために、こちらの検索結果もチェックしておく。ただし、ゾンビ企業とゾンビ試薬、ゾンビPCは排除されるように設定してある。
ロボットゾンビの存在とAIシステムに対する倫理的義務について
原題:On the Existence of Robot Zombies and our Ethical Obligations to AI Systems
掲載:JOURNAL OF SOCIAL COMPUTING
著者:Luke R. Hansen
ジャンル:哲学
「-philosophical」で排除。哲学的ゾンビを扱う論文。
黙示録後の映画とテレビで子供たちを上映する
原題:Screening Children in Post-Apocalypse Film and Television
掲載:このタイトルの本がある
著者:Debbie Olson
ジャンル:評論
「-narrative」および「-gender」、「-philosophical」で排除。第三章と第四章でゾンビが出てくる映画をレビューする。
IoT ネットワークベースの侵入検知フレームワーク
原題:IoT Network-Based Intrusion Detection Framework
掲載:Fraunhofer-Gesellschaft
著者:Omar Mohammed Almorabeaを筆頭著者として、六名
ジャンル:情報科学
「-network」で排除。ゾンビPCを扱う論文。
数学的イメージと過激な模倣の美学
原題:Mathematical Imagery and the Aesthetic of Radical Amimetic
掲載:Beyond Mimesis: Aesthetic Experience in Uncanny Valleysの第三章
著者:Dieter Mersch
ジャンル:哲学?
「-narrative」および「-gender」、「-philosophical」、「-network」で排除。『不気味の谷』というエッセイに触れて、ゾンビの不気味さを論じているらしい。それは哲学の範囲になるのだろうか?
まとめ
検索条件1は書評、医学が一件ずつだった。
素直な検索結果。特にコメントすることがない。というか、実は検索条件1と2は関連性の低い検索結果しかなかったのだが、それでゼロ件とするのも寂しいのでチェックした。
今回はねらいの論文がなかった。