社内のコミュニティを醸成するワークショップとは?
こんにちは。サビワクβ㌼企画部の仲間の、みかです。
今回は社内のコミュニティ作りについてご紹介します。
サビワクではコワーキングスペースの運営に携わる同僚たちと共に
"学びの場、刺激の場、情報共有の場"と題してCOWORKSHOP というワークショップを開催しています。
前回紹介した サビワク “デザイン倶楽部”の学びシェア ‐デザイン勉強会‐ も、COWORKSHOPの一つとして開催。
社内で知見を持つ人たちが毎回コンテンツを提供しています。
これまで開催した COWORKSHOP のコンテンツは以下のとおり。
・最新の海外オフィス事情
・オンラインイベントのファシリテーション
・イベント企画@スペチャ
・店舗のPOPデザイン
・写真の撮り方
・パワポのテクニック
・受付編 English
・片付けテクニック
とは言っても、スタートからまだ1年。
まだまだ道半ば。
2019年の夏に企画を練り始め、同年の冬に第1回目を開催。
まずはオフラインで集まり、(リアルに集まれたあの頃・・)
自己紹介、担当拠店の紹介、
各自が持っている課題についてシェアする事からスタート。
COWORKSHOPの最初の目的は【まず お互いを知ること】でした。
ー そもそも、なぜ お互いを知らないのか ー
サビワクの社員は大半のメンバーが中途採用。
そして入社間もなくお客様の拠店にて業務を開始するため、同じ会社に属していても、散り散りばらばらの同僚と知り合う機会がほぼなかったのです。
そして、2019年(COWORKSHOP初年度)時点で会社は3年目。
それまでの3年間、新たな案件を立ち上げ、新たなメンバーをサービスインすることに全力を注ぎ、グループ内の文化を醸成することは後回しになっていました。
日々コミュニティづくりに励み、人と人が繋がることが持つ可能性を知っている私たちが、同僚のことは知らず、社内コミュニティとの関わりは薄い。
知らないことから生まれる無関心、ニューカマーを積極的に迎え入れることもない、、という状況が生まれてしまいました。
そして、立ち上げラッシュが一段落した時、
ふと立ち止まって思ったのです。
モッタイナイ!
カナシイ!!
ジレッタイ!!!
タカラノモチグサレ!!!!
そんな思いから、COWORKSHOPの企画が生まれたのでした。
自然発生を待っていても積極的な交流が起こらないことは、
どの現場でも同じ。社内も例外ではありません。
気づいた人が動き始めねば!鼻息が荒めになりました。
さて、リアルな場で集まるにあたり、椅子の並べ方から考えました。お互いの顔が良く見える円を作ることに。BGM、効果音も用意して、スライドもポップにしました。デザイン倶楽部の協力のもと、楽しい名札も用意。そしてグラレコ訓練中の仲間もスタンバイしてくれました。
私が一番緊張していたようにも思いますが、初のCOWORKSHOPは少し固めの空気で始まりました。コンテンツはこんな感じ。
■社内の現状&COWORKSHOPの目的のシェア
■本日のお作法を決める
■自己紹介(スラッシャー)
■拠店紹介
■課題のシェア/知見のシェア&ディスカッション
まずは前述の会社の現状と、COWORKSHOPの目的をシェア。
次に「この場をみんなで作る」ために、共通のルールを全員で決めました。
①発言をする時には所属と名前を言おう
②リアクションは大きめにしよう
次に、自分を表している単語を3つ並べて「スラッシャー自己紹介」。
(※スラッシャーとは複数の肩書を持つ人を指します。
例:プログラマー/ダンサー/経営者)
出てきたのは・・・流鏑馬、チャリティーサンタ、前職テーマパーク、
溶接、フードペアリング、ダンサー、セラピスト、ライター etc。
多様性・・・この一言に尽きる・・・
場も温まり、ディスカッションでは、様々な議題が出てきました。
一部を以下に紹介します。
■イベントの成功例は?
■イベント後のアフターケアどうしてる?
■ユーザーさんに心を開いてもらうには?
■SNSの観覧件数はどう伸ばす?
■仲間と意見が食い違ったときはどうしてる?
■多様性・個性を守る「場づくり」って?
■イベント参加者がイツメン(いつも同じメンバー)をどう打破できる?
場づくりに関わる皆さんには、
気になるトピックなのではないでしょうか。
これらに対して、他の拠店メンバーやマネジメントメンバーが
知見を共有する形で進んでいきました。
「へーーー」「なるほど!」
それぞれの個性や経験を生かした名回答が出てきました。
最後は乾杯をして、第1回目は無事終了。
よーし。これからだ!
どんどんやっていこう!と前のめりになって次の企画を進めるも・・
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そう。新型コロナウィルス到来。
1回目から約3か月後、緊急事態宣言により在宅勤務が始まりました。
COWORKSHOPもオンラインに切り替わりました。
これはピンチ・・・じゃなくてチャンス!
まず物理的な制約がなくなりました。
そして在宅時間を上手く活用しながら「オンラインで集まる」という
選択枠ができました。
コロナでお仕事がキャンセルになってしまった部外の人気講師の方々も
講師役を引き受けてくれることになりました。
結果、グループ全体の雰囲気はもちろん、様々なスキルセットを持った同僚がいることが認知される機会となりました。
私自身も初めて関われた仲間がたくさんいました。
緊急事態宣言の解除後も引き続きオンラインにてCOWORKSHOPを開催していますが、「こんなスキルを教えられそうだけど、どうだろう」というような提案も仲間たちから出ています。
企画チームが離れても、自主的に企画が立ち上がり、続いていくことが理想。今後の展開がますます楽しみです。
まだまだ新しい会社、小さなグループではありますが、それぞれが力を出し合い、ちょっと得意なことで仲間に貢献できるような文化が根付いていくといいなと願っています。
サビワクβ㌼