バスのアノ席
最近、バスに乗ると必ず運転手さんの後ろの席に座るようにしている。
あの席って、小さい子がよく座りたがるけどよくあんな怖いところ座れるなと思う。振動で結構ガクガクするし高いし手すりも遠いし。
トロッコアドベンチャー的な面白さなのだろうか。
逆に、運転手さんの後ろの席(長いので次からアノ席と略します)
に1番座らない人間って成人女性なのでは?
スカートとかヒールはアノ席に座るのには本当に向いていない。
スカートはよれるし、高めのヒールでアノ席を降りるときは転ばないだろうかとやや緊張する。混んでいるときはなおさらだ。
何よりスカート×ヒールでアノ席に座るとパンのツーがまる見えになる。
まる見えは言いすぎたけれど、間違いなくチラッとは見える。可能性は高まる。朝からそんな破廉恥なこと、ONの成人女性には出来ない。
ではなぜ私がアノ席を偏愛しているのかというと、アノ席にしかない自分の部屋っぽさがすきだからだ。
携帯いじっても本読んでも中身をのぞかれる心配が無いし、軽い書類の整理やメモも可能。ちょっと左上を見上げると、備え付けの鏡で髪型のチェックもできるのである。
公共の乗り物でこれだけプライバシーを守られ自由を味わえる席は、そう多くは無いと思う。
アノ席でホッとするために、私は明日もまたガウチョを履くのである。