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サビアンシンボルとは?
サビアンシンボルは、占星術において、黄道十二宮の360度それぞれに対応する360個の象徴的な言葉のフレーズ集です。古代の人々は空を360度に分割し、12星座に各30度を割り当てました。サビアンシンボルは、この各度数に固有のイメージやメッセージを表現しています。
その表現は様々で、例えば牡羊座19度の「魔法の絨毯」のように短いものから、牡牛座5度の「」のように長いものまであります。これらのシンボルはそれぞれ独自の物語とエネルギー場を持ち、対応する星座の度数に意味を与えます。
サビアンシンボルは占星術を基盤としていますが、占星術の知識がなくても活用することができます。
サビアンシンボルの特徴
12星座を30度ずつに分割した360度すべてに、固有のシンボルが存在します。
各シンボルは、特定の度数(例えば、牡羊座の1度、牡牛座の15度など)が持つ意味やエネルギーを象徴的に表現しています。
シンボルは、具体的なイメージや短い文章で表現されており、私たちの直感に語りかけるような形でメッセージを伝えます。
シンボルの表現は様々で、短いものから長いものまであります。
占星術を基盤としていますが、占星術の知識がなくても活用できます。
サビアンシンボルの誕生:
サビアンシンボルは、1925年にアメリカの占星術師であり心霊主義者でもあるマーク・エドモンド・ジョーンズと、卓越した透視能力を持つエルシー・ウィーラーの共同作業によって、カリフォルニア州サンディエゴで生まれました。(誕生秘話は ↓ にあります)
360個のシンボル:
サビアンシンボルは、12星座の各30度、合計360度それぞれに固有のシンボルが割り当てられています。これにより、占星術の解釈をより精密に行うことができ、人生の普遍的な法則や教訓を表現しているとも考えられています。エルシーによれば、これらは人類共通の記憶であり、進化のために霊界からもたらされたものとされています。
詳細な解釈と直感的理解:
同じ星座でも度数が異なれば、全く違う性格や運命を示すことができます。これにより、占星術の解釈がより詳細かつ個別的になります。サビアンシンボルは、抽象的な概念を具体的なイメージや短い文章で表現されています。これにより、占星術の複雑な概念をより直感的に理解しやすくなります。
活用方法:
ホロスコープ上の天体の位置に対応するサビアンシンボルを解釈することで、より詳細な自己分析や人生の指針、自分の性格や才能、課題などを知ることができます。また、日々の出来事や感情をシンボルに当てはめて考えることで、新たな気づきや発見があるかもしれません。サビアンシンボルは、自己理解を深めたり、人生の指針を得るためのツールとして活用できます。
サビアンシンボル誕生秘話
以下、サビアンシンボル誕生秘話を和訳し、まとめたものになります。
エルシー・ウィーラーとマーク・エドモンド・ジョーンズの奇跡
1925年のある日、占星術師マーク・エドモンド・ジョーンズは、重度の関節炎を患う霊媒エルシー・ウィーラーを車に乗せ、サンディエゴのバルボアパークへと向かいました。二人は、喧騒の中にありながらも人目に付かない場所を求めていました。
エルシーは車椅子生活者であり、移動は困難を極めました。ジョーンズは著書の中で、セッションの状況をこう記しています。「エルシー・ウィーラー嬢は、始めることを非常に熱望していました…中断のない時間を提供する必要があり、避けられない疲労の問題を考慮に入れなければなりませんでした。彼女は運ばれる必要があり、他の誰も立ち会うことができず、全体的な状況は、彼女が慣れた方法で機能できるものでなければなりませんでした。」
バルボアパークは、街の喧騒からほど近い場所にありながら、静かで緑豊かな場所でした。ジョーンズは360枚のカードを用意していました。カードには、片面に星座と度数(牡羊座1度~魚座30度)が記されているだけで、他は真っ白でした。
ジョーンズはカードをシャッフルし、エルシーの前に伏せて1枚置きました。エルシーは、カードの星座と度数を知らないまま、内なるビジョンで見たイメージを言葉で伝えました。ジョーンズはそれをカードに書き留めました。
ジョーンズはカードをシャッフルし続け、エルシーは次々とイメージを語りました。こうして、サビアン・オラクルは、エルシーの霊的な感性を通して、ランダムに(星座順ではなく)伝えられていったのです。
セッションは4回に分けられ、1回90個のシンボルが記録されました。休憩を挟みながら、昼食を取り、ドライブに出かけ、またセッションに戻りました。
サビアンシンボルの全セットがたった1日で視覚化され記録されたことは、驚異的な偉業です。もしセッションが午前と午後にそれぞれ4時間ずつ行われたとしたら、1時間に平均45個、つまり1分半に1つのシンボルが視覚化されたことになります。エルシー・ウィーラーは、間違いなく別の意識レベルにアクセスしていたのでしょう。
この日成し遂げられたことは、その後長年にわたってマーク・エドモンド・ジョーンズにとって、ますます明確になっていきました。彼はこの作業を「実験」と呼んでいましたが、彼らが発見したものが正確には何であるかは、今日でもシンボルを使う人々の心を通して明らかになり続けています。
それにしても、360個のイメージを1日で完成させたのには驚きですよね。
サビアンシンボルは、私にとって非常に魅力的で奥深い占いのツールです。初めてサビアンシンボルに触れた時、その象徴的なイメージと言葉の表現に心を奪われました。まるで詩を読んでいるかのように、各シンボルが持つ独特な世界観に引き込まれていきました。
特に印象的だったのは、その多層的な解釈です。一つのシンボルが持つ意味は決して一つではなく、見る人、状況、タイミングによって様々な解釈が可能です。まるで万華鏡を覗き込むように、角度を変えるたびに新たな意味が現れてくる面白さがありました。
加えて、占星術の知識がなくても直感的に理解できる点が素晴らしいと感じました。各シンボルが持つイメージは、言葉を超えて直接心に響き、深い気づきを与えてくれるのです。各シンボルが示すメッセージは、まるで自分に語りかけられているようであり、自分の潜在意識に触れるような感覚すらありました。
これからも、単なる占いツールとしてだけでなく、サビアンシンボルを通して、自分自身や周りの世界をより深く理解していきたいと思っています。
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