7ハウスの天王星Part.5「おしどり夫婦の秘密は90度!?」
Part.4のおさらい
Part.4では、離婚、死別、愛人、結婚しない派が多い7ハウスの天王星持ちにも関わらず、離婚せず円満結婚生活を長年続けている人物を4名紹介しました。
マイケル・J・フォックス × トレイシー・ポラン
ボノ(U2) × アリソン・ヒューソン
木梨憲武 × 安田成美
この3組は妻が出生時間不明のために「7ハウスに天王星があるのに何故離婚もせず夫婦円満なのか」を検証できませんでした。
ジークムント・フロイト × マーサ・バーネイズ
出生時間が夫婦で判明しているフロイト × マーサの5種の出生図を分析すると、太陽とアングルの5つの軸が2人の間で正確にスクエア(90°)関係を持っていると、強い結び付きが生まれるのではないか?という仮説が浮かび上がりました。
この仮説の妥当性を検討していきます。
男性星座と女性性座
今回の解説のために用意した図には、軸のサインの(男)or(女)を記載しました。これは男性星座か、女性星座か、という意味になります。
当noteの辞書記事でも解説をしていますが、4年前に書いたブログ記事でかなり分かりやすく、詳しくを解説しています。
いまひとつアスペクトの意味が分からない方は、是非こちらからお読みください。
「軸」はオポジション(180°)を結ぶラインですので、軸の両端はどちらも男性星座、またはどちらも女性星座となります。
離婚or死別後に円満夫婦
Part.1〜3の41名を検証する条件は以下です。
離婚や死別を経験した後に出会ったパートナーと円満な関係を長年築いている。
法的に結婚していなくてもパートナーと円満な関係を長年築いている。
なおかつ、パートナーの出生時間が判明している。
この3つの条件で41名を調査をすると、4組の夫婦が条件に該当しました。
そのうちの1組はポール × リンダ・マッカートニーです。この検証はポール&リンダシリーズのPart.5で解説しますので、7ハウスの天王星シリーズのPart.5ではそれ以外の3組の夫婦を分析・検証します。
ジョー・バイデン × ジル・バイデン
Part.2 「パートナーと死別編」で紹介した現米国大統領夫妻。
66年、ネイリア・ハンターと最初の結婚。
72年12月18日、ネイリアは子供たちとクリスマスツリーを買いに車を走らせる中、交通事故に遭い、死亡。
77年、ジル・トレイシー・ジェイコブスに5度の結婚を申し込んだ末、2度目の結婚。結婚生活は現在まで30年以上続いている。
さて、「軸のジャストなスクエア」はあるでしょうか?
おっと、仮説通りにスクエアがありました!
柔軟宮20度で2人のアングル軸が90度で交わっています。
マイケル・ダグラス × キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
2組目は、Part.1 「離婚歴編」で紹介したマイケル・ダグラス × キャサリン・ゼタ=ジョーンズ夫妻です。
1998年、キャサリンと出会って1時間以内に「あなたの子供の父親になりたい」とプロポーズをしたマイケル。
それは断られたものの、友達関係からアプローチをし続けたマイケル。1年間は電話のみの交流、その後1年は食事を共にする仲となり、出会って2年後の2000年、めでたく結婚へ。
2013年には「キャサリンへのオーラルセックスのし過ぎで咽頭がんになった」の爆弾発言で世間を大いに騒がせました。
なんて大胆な持論を展開するのはある種のキャサリンへの愛情表現なので本人に悪気は無かったでしょうが、妻としては相当複雑な心境だったでしょう(笑)
そこで不仲説や離婚の危機などとマスコミに騒がれたようですが、キャサリンは2020年にマイケルとのキス写真をインスタグラムに投稿しています。
現在もオシドリ夫婦ということで、間違いないでしょう。
では2人の5種の出生図をチェックします。
こちらもスクエアあり。固定宮26度で二人のアングル軸が90度で交わっています。
これだけに留まりませんでした。さらに…
もう1本、アングル軸のスクエアがあり!
この仮説、結構信頼度高いんじゃないの?と期待がかかります。
ロマン・ポランスキー × エマニュエル・セニエ
3組目行きましょう。
Part.2「パートナーと死別編」で紹介したロマン・ポランスキー監督。
最初の妻とは離婚、2人目の妻は「吸血鬼」で共演したシャロン・テート。
シャロン・テートは、カルトの教祖、チャールズ・マンソン率いるマンソン・ファミリーのメンバーに殺害されてしまいます。結婚して間もなく、テートは妊娠8ヶ月。未来への希望が溢れていたであろう時期の悲劇でした。
テートが死去した20年後、エマニュエル・セニエと結婚しました。
マンソン・ファミリーによるテート殺害事件は海外では非常に有名で、多数の映画やテレビドラマでストーリーが利用されます。
最近の映画だと、タランティーノ監督による「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。
これをセニエは厳しく批判しています。
映画にはポランスキー&テートが登場するんですけど、まあざっくり言って、軽く扱ってます。しかも、無断で。セニエが怒る気持ちも分かります。タランティーノは非常に優れた監督だと思いますけどね。
話が逸れますが、あの事件を描いた映画なら、メアリー・ハロン監督の「チャーリー・セズ / マンソンの女たち」が断然おすすめ。
ロマン・ポランスキー監督は1977年に少女に淫行の罪を犯しているのですが、近年の風潮の中、40年前の当事者との間で解決済みの事件を理由に、『アカデミー賞』を主催するアメリカの映画芸術科学アカデミーから2018年に除名されています。
そんな逆風のなかでも夫を支え、共に映画をつくるセニエ&ポランスキー夫妻。悲劇の後に、運命の人に出会ったのではないでしょうか?
では、2人のホロスコープを見てみましょう。
やっぱりアングル軸がスクエアしています。
さらに。
もう1本、アングル軸でジャスト90度の交わりがありました。
パーフェクトです!3組中の3組でヒット、さらにその中の2組には2本のスクエアがありました。
重要!全カップルはアングル軸が90度関係
さて、現時点において僕の仮説の正しさは証明されています。
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