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コミュニケーションにおけるベクトルのズレ
コミュニケーションで障害を起こすパターンがいくつかありますが、その原因の一つにベクトルがずれていることがあります。
例えば、ある案件でクレームが発生。すぐに対応を求められるときに現場判断だけでの回答ができず、上長や管理職の人間に相談したとき。
相談を受けた管理職が、
そもそもなんだけど、、、、
と相談を受けたときに返す現場を何度かみたことがあります。
目的が状況の正確な把握。
であるなら、
これは問題解決に対して、現場ともお客様ともベクトルを合わせようとする作業になります。
急ぎでも、判断ミスはより問題をややこしくするため、必要な選択と思います。
ただ、目的がコーチングになるとベクトルがずれます。
もちろん、コーチングは必要。現場に考えさせて答えを出すことは考える力を養う上で大切になります。
が、状況に応じてコーチングかティーチングか、もしくは教えるよりも承認や許可を優先する場面があります。
このケースの場合、緊急度が高いため、対応後のフィードバックをすることがオーソドックスなやり方になりますが、お客様や現場の人間と、管理職がベクトルをずらすと、何を優先すべきかズレることが多々あります。
これを視座を上げてみているという管理職の人間がたまにいるのですが、ただズレているだけということに気がつきにくいのも立場のあるポジションです。
なぜなら、指摘してくれる人が少ないからです。
本当に気が付かない人も割合としては多いです。現場はあの人に相談するの嫌だと愚痴り、管理職はあいつらは自分で考えられないと溝が生まれます。
あくまで一例ではありますが、
ある程度の重要な立場になるほど、自分の見ているものを周りに合わせること、合わせられているかを疑うことが必要なのだと感じます。