ショートピース
好きな漫画の話。
少し仕事で行き詰まって、ある漫画を読み返しました。
今では昔ほど漫画を読まなくなりましたが、好きな漫画家さんがいます。
小林有吾さん、今も『アオアシ』といった漫画を連載していますが、その作品もかなり好きで読んでいます。
ただ、今回は『ショートピース』という漫画。連載作ではなく、一冊読みきりみたいに今はなっている漫画です。
高校生の映画研究部が舞台の話で、天才的な才能をもつ高校二年生の監督が被写体とする登場人物二人と、カメラマンの3つの話で構成されています。
高校二年生でありながら、映画作品に全ての才能と能力を持っていかれたような監督が、
①見る人、聞く人に自分が伝えたいことを込めたPV撮影の話。(1話目ショートピース)
②トラウマをかかえる元天才子役に、昔の自分を重ねて伝えたいことを伝える話。これは撮影もありますが、どちらかといえば作品よりも元天才子役にフォーカスされた話。(2ー3話目プリティフライ)
③カメラにしか興味を示さなかった天才カメラマンを父に持ち、父とカメラへの恨みと興味をもつ青年にカメラマンをやらせる話。(4ー5話目 静動レフレックス)
ざくっとこんな話です。
初めて読んだのが3年くらい前?になりますが、その漫画の中で出てくるセリフがいくつか今の私の人生にも影響を与えています。
一部抜粋
■学べた内容にこだわるな、ただ、そうさせた衝動の方を持ち続けろ
②プリティフライから
■(アイディアがあるなら最初から見せろ、その前に自分で撮れば良いじゃ無いか、と言われた後のセリフ)
それだと、映画が、俺の想像の域を出ない
③静動レフレックスから
ここだけ切り取っても伝わらないですね。
最初のセリフは、今の仕事をしてくいなかで自分が学んだこと、得たものよりも、それを得たいと思った気持ちや目的を思い出させてくれます。
二つ目のセリフからは、多様性を受け入れるという今の自分が抱える課題に対して突きつけられたような言葉です。このセリフを思い出すことがあり読み返しました。
ビジネスに限らず、何かしら自分の人生で情熱を注げるものがある人なら、感じるところがある作品だと思います。
長編作ではないので、非常に読みやすいです。
興味があれば、一度読んでみてください。