短所を直せない理由
自分の良いところって何でしょう?
と聞かれて、すぐに答えられる人もいますが、なかなか見つからないという人も少なからずいるかと思います。
私は断然後者です。
逆に
自分の悪いところは?
となると、こちらは実はわかりやすく出てきたりします。自分の治したいところをイメージすればいいので。
私もネガティブな自分の要素を書き出すと手帳1ページがあっという間に埋まります。
そんなネガティブな話ですが、採用面接をしていて自己PRで自分の長所を話す方がいました。
私は面接ではあまり強みや弱みをこちらからは聞かないのですが、その方は
自分は世話焼きなのが長所であり、短所でもある
(だいぶかいつまんでますが)と言っていました。
時々出てくる、長所でもあり、短所でもあるという自己分析。
ただ、これを聞いていて自分のネガティブな面を書き殴った手帳を見て、ネガティブな要素はポジティブに置き換えられることを思い出しました。
よく言われる話でもありますが、ポジティブな側面とネガティブな側面は結びついています。
ネガティブ:他人の意見を否定する
→ポジティブ:自分の意見を強く持っている
ネガティブ:対象の悪いところばかりに目がいく
→ポジティブ:リスクヘッジ、分析、観察力
ネガティブ:正論武装
→ポジティブ:論理的
ネガティブ:すぐ怒る
→ポジティブ:自分の感受性を重視
※若干、無理矢理なところもありますがw
ネガティブをいっぱい書くと同じくらいポジティブも見つけられたりします。
そんなことを考えていたら気がついたのが、
ネガティブなところ、自分で変えたいとか直したいと思うところって、ポジティブな長所と紐づいているので、直しずらいのかも、と。
ポジティブな側面とは、捉え方や内容によっては、自分がこうありたいという姿でもあるので、それに紐づくネガティブな短所は、変えずらい。
変わりたく無いと無意識に思っているのかもしれないと。
そりゃ、なかなか直せないですよね。
ただ、書き出して見つめてみると少し見方が変わってきたりもします。
例えば、面接をした方は、
人の世話を焼いたり誰かのために動くことができることを長所とし、
その反面、お節介な行動で必要以上に人に干渉したり、手伝い過ぎてしまい任せることができないことを短所としていました。
では、なんで世話を焼きたい、誰かのために動きたいと思うんですか?
その方はなんと答えるかは面接時に深掘りしてないのでわかりませんが、もし質問したらなんと答えるか想像するに
喜んで欲しいとか、自分が手伝うことで良い結果を出して欲しいとか、場合によってはこちらが困ってる時にも助けてもらえるように関係性を作りたいとか、、、、
いろいろ出てきますね笑
もし、そういった答えが出てきたなら、短所の部分とは実は違う目的になっていることがわかります。
必要以上に
手伝いすぎて任せることができない
必要以上には、失礼な言い方ですがたしかに鬱陶しさがあります。喜んで欲しい目的にそぐわない。
任せられないのは、その人のためにもならないケースがあるので良い結果と言えるのか?
書いてると他の短所が出てきますね。心配性とか相手がうまくできないのではないかと信頼、信用ができてないのではないか?とかw
ただ、書き出して分離してみると、その行動がポジティブとネガティブの両方の側面があり、では、その行動の目的が何か?と考えてみると、ネガティブな要素は目的にそぐわない行動であることがあることがわかります。
先程の例なら、誰かを助けたり、世話を焼くことは良いこと。ただ、必要以上に手を貸すことは目的と反しているから、ここまではやる、ここまではやらないという境界線、ルールを決めてしまうといった対応策が出てきます。
書き出して、分けて解釈をしていくと、少し見え方が変わってきます。
自分の長所に気付けたり、なかなか直せない短所を直すきっかけを見つけたりできますので、自分も嫌な面も含めて自分と向き合おうと思いました。