イワウメの,樹齢
高山植物の中にはその姿からは想像もできないほど長生きするものがあるようです。
イワウメもその一つ。
イワウメは高山帯の岩棚や岩隙に生える常緑の矮小低木で、岩場をはうように細い枝を張り広げマット状の群落をつくります。樹高は3㎝ほど。花のない時期だと苔と見間違えるほどです。
北アルプスや御嶽山、白山等々で見られた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
白山山頂付近のイワウメは、岩の割れ目に沿って1mほど枝を張り巡らせています。
白馬岳の稜線で見かけたイワウメは岩を覆うように80㎝四方に枝を広げていました。
豪雪強風の厳しい環境の中で、イワウメが成長できるのは年間1〜2㎜だそうです。ということは、こんな小さな木でも発芽してから400年以上生きているっていうこと…これまで花ばかり見てて、そんなこと考えなかったなぁ〜植生を損なわないよう一層注意して歩かねばなりませんね。
長年山に登ってますが、まだまだ知らないことがいっぱいあります。
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