真夜中に浸水 はじめてのテント泊登山
はじめてのテント泊登山は中学2年生の夏休みだった。
登山と言っても京都北山の標高800メートルほどの低山である。
同級生のY君とN君の3人で京都北山の天ヶ森(ナッチョ)と天ヶ岳に登り、安曇川源流でキャンプする1泊2日の登山だった。
なぜその場所になったのか、48年も前のことなので今となっては思い出せないが、Y君の提案だったことは憶えている。
借り物のキャンバス地の重たい4人用テントに嵩張る綿入りのシュラフ、炊事道具に食材、着替え等々をキスリングザックに詰め込み、朝まだ暗い