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娘の未来のために 難民として生きるお母さんたちの希望

Värmdö kommunは8月にとアフガニスタンからとイランからアフガニスタン難民を受け入れました。 
中級レベルのペルシャ語ならわかるということで、最近はこのグループの方々たちにアテンドしてお役所めぐりをしたりや面談に出席したりしています。
雑談をすることも多く、お話しながら、
どこの国から来たのかとか、
宗教の違いとか関係なく、
親にとって子供は希望であり、
頑張ろうと勇気をくれる存在なんだなぁ

と思いました。

特に娘を持つお母さんは、
スウェーデンに来るという自分の選択が、
娘のため、
娘の未来のためになってる
っていうことが今のしんどさを慰めてくれるし、スウェーデンで頑張るエネルギーになっている
ようです。

イランから来たアフガニスタン人難民のお母さんバハールさん(仮名)は、世帯が別になってる成人した子どもたちやその家族をイランに残し、ティーンエージャーの娘だけを連れてスウェーデンへきました。
初めて会ったとき、
他の家族がとても心配でいつも苦しいとバハールさんが泣いてはったのに心が痛んだのを覚えています。

先日、一緒にお役所巡りをした日は少し顔色が良くなっていてお話しながら、

今日は、娘さんは学校ですか?

って聞いたところ、

そうなの!
もともと勉強が好きな子でイランでも成績が良かったんだけど、ここでも学校とても楽しい、将来は医者になる!
って言ってるの。
あの子は本当に頭が良くってね!

ととても嬉しそうに近況を教えてくれました。

スウェーデンは女の子が自分のやりたい勉強をして、やりたい仕事をするにはとてもいい国だし、道はたくさんあるから一緒に頑張りましょうね!

と言うと、バハールさんも、

私もまずはスウェーデン語を勉強して、その後仕事をするつもりなの。
頑張らないとね〜

とニコニコ。
笑って過ごせる日がこれからどんどん増えてほしいなぁと思います。

面談で2回ほど娘さんにも会ったんですが、
お母さんの言うとおりとても溌剌とした素敵な女の子でした。
自分たちがこれから参加するエスタブリッシュメント・プログラムの概要や今の状況を把握するためにどんどん質問したり、

自分はこういうことがしたいの、どうすればできるかな?

って聞いたり積極的に面談に参加していました。
バハールさん母娘は大丈夫そうだね、
2年間できっと社会に参加できるようになるねっていうのが先輩たちの見立てです。




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