FXガチ初心者でもわかるようなFX講義（7000字超えの超大作）

こんにちは、FX トレーダーの NAOH です。

昔から相場に関心のあった自分は、たくさん勉強することによってFXを始めてから自由な生活を手に入れることができました。

そんなわけで、自分にとってFXというのは、毎日の歯磨きのように日常的にかつ自分の身の回りにあるものだと感じています。

皆さんにとってFXとはどのようなイメージがありますか？

一瞬で大金を溶かすような危ない投資だと思いますか？

はたまた、一夜にして大富豪に成り上がれる夢のような方法だと思いますか？

皆さん、それぞれいろんな思いがあるでしょうが、今回はそのようなFXに対する考えに、FXがどのようなものかについてお話ししていけたらなと思います。

今回はFXをやったことがないような完全FX初心者の方でもFXが何なのかということがわかるような記事にしましたので、ぜひとも最後までお読みいただけると幸いです！

FXとはいったい何なのか？簡単に原理について紹介！！

まず、FXとは「Foreign　Exachange」（外国為替）の略です。

Foreign　Exachangeと聞くと、難しく感じることも多いかもしれませんが、為替とは普段の私たちの日常にも隠れているごく身近なことなのです。

例えば、あなたが海外に旅行に行くとして、日本円を海外の別の通貨に変えてから旅行に行きますよね？それと同じことをしているのが為替ということです。

自分のお金を使って相手のお金と交換するという行為のことを為替と言います。他にも海外で物を買う方は、自分の払ったお金の一部が海外の通貨に変換されてその海外の業者との商品交換を行っているわけです。

このように為替というのは、別段特別なことでも何でもなく、普段の私たちの日常の中に隠れているものです。

そして、この為替というものは常に一定の価格をしているわけではなく、時と場合によってドルの価格と円の価格というのは異なる価格になることがあります。

例えば、現在は1ドル150円の円安状態ですが、昔は1ドル120円だったり、1ドル100円のような円安状態になっている場合があります。これらの為替の価値は、それぞれの国の貨幣の需要によって日々変動します。

FXというのは、このような通貨の価格差を利用することによって損益を得るという行為が外国為替になります。

具体的にどのようにして私たちは為替によって利益を得ているのかについて説明します。

例えば、1ドル100円の状態で1万円分のドルを買ったとしましょう。その時、私たちは100ドルを得ています。その状態でドル高になり、ドルの価値が上がることによって私たちの100ドルの価値は上がり、1ドル150円になったところでそのドルを売ることによって、15000円から1万円を引いた5000円が私たちの利益となります。これがFXの簡単な仕組みです。

FXでは、このような通貨の取引を短時間かつ24時間（平日のみ）高速で行うことによって価格差を利用することによって莫大な資金を稼げていくわけです。

もちろん、簡単なことではなく、分析も必須となりますが、パソコンに座ってポチポチボタンを押しているだけで大金が儲かる職業というのはこのFXぐらいでしょう。このFXによって人生が変わった人も多く存在します。

これがFXにおけるチャートというものです。

このチャートというものが、それぞれの価格における通貨の強弱を表しており、例えば、このチャートならユーロドルのグラフなので、価格が上に行けば行くほどユーロの価値が上がっていき、価格が下に行けば下へ行くほどドルの価値が上がっていくということがわかります。

要するに、平たく言うと、FXトレードにおいてやることはこのグラフが次に上に行くのか下に行くのかを予想し、それらに対するポジションを持つことによって価格差でお金を受け取ることができるということになります。

一見簡単そうで誰でもできそうに見えますよね。ですが、これらのグラフが上に行くか下に行くかを当てることは、熟練のトレーダーでさえも一筋縄ではいかないほど難しいものなのです。

何十年もの間、トレードをしている熟練のトレーダーでさえ、この値動きが一筋縄では予測できないというところがFXの最大の難しさでもあり、最大の面白いところでもあります。

なぜFXならば大金がもうかるのか！？

ではなぜFXならば大金を稼げるのかということについて説明していきましょう。

FXには「レバレッジ」という制度があります。

レバレッジとは、投資の世界では一般的な言葉なのですが、英語で「てこ」という意味です。実際のてこのように小さい資金で大きな資金を運用することができるという意味です。

具体的には、証拠金と呼ばれるお金を投入し、それの2倍から5000倍までの金をFX会社が用意してくれて、その資金を運用することができます。そのため、FXでは簡単に資金を倍にする、あるいは10倍にすることが容易になるというわけです。

FXでは、入金した額は1万円や2万円程度なのに、あっという間に10倍や20倍に増えるというような現象がしばしば起こります。そんなうまい話があるわけないだろうと思った人も気持ちはよく分かりますが、FXには「レバレッジ」という制度があるから、これが可能になるのです。

3万円から3万円を稼ぐのはどう考えても難しいから、簡単なわけがないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、レバレッジをかけて600万程度や2400万円程度の資金があったならば、たかだか3万円程度を稼ぐのは容易なのかもしれないと思う方はいませんでしょうか。

これがFXにおけるレバレッジという魔法でございます。

しかし、レバレッジというのは何も大金を稼げる魔法の呪文というわけでもないため、相場が逆方向に動いてしまったりすると、同様の損が自分の口座から発生してしまう可能性もあるということです。

そのため、レバレッジというのは大金を稼げる手段の一つではあるのですが、自分の資金を全て溶かしてしまう可能性を持っている諸刃の剣と言えるでしょう。

そのため、FX取引をする上で最も大切なことは、資金を用意することではなく、資金をいかにして守ってFX取引を安全に進めるかどうか、という資金管理手法の面が一番大切となってきます。

必ず忘れてはいけないということは、数百万円を稼げるということは逆に言えば、数百万円を失うリスクもあるということです。

物事には必ずリスクが伴います。FXは（ゼロサムゲーム）であり、勝者と敗者の損益が0になるゲームで、さらにFX会社がもらうスプレッドという手数料の損も合わせると、FXの全体での期待値は必ずマイナスになります。

株との違うところは、株はwin-winの状態が存在していますが、FXでは全員が勝者になることが存在しません。常にFXは他の市場参加者との金の奪い合いのゲームであるため、簡単に大金が手に入るというような甘い世界ではないということを今一度自覚した上で、この先を読み進めていただけると幸いです。

FXは危険ではないの？

さて、ここまでFXについてどのようなものかということをお話ししてきました。

ここまでをしっかり読んでくれた皆さんは、FXに対して苦手意識というか、FXを怖いものだという認識を必要以上に持ってしまっている可能性があります。

それに関しては本当に申し訳なく思っています。

しかし、FXは勉強もせずに楽に稼げるほど甘く、生ぬるいものではありませんということを皆さんに今一度知ってほしかったから、このようなことをしました。

FXは努力する人には必ず報われてくれるものではありますが、鼻くそほじりながら、チャートを一瞥もせずにボタンをポチポチしているだけで勝てるほど甘いゲームではありません。

また、初心者が大量ロットを張ることで簡単に稼げるようなイージーゲームでもありません。そのため、皆さんには取引の際には必ずFXは損をする可能性もあるということを念頭に置いて欲しかったから、このようなことを言いました。

では実際、皆さんのイメージ通りのFXによって大金が失われる危険性があるかどうかというお話に移っていこうと思うのですが、結論から言うと、その可能性は適切な資金管理を行うことで限りなく0にできるということを今回伝えたかったです。あくまでも、100%でないと言い切るのはどんな物事に対しても100%はありえないと思っているからというのもあります。

しかし、FXにはロスカットという制度や損切り注文という設定方法がありますので、そのような資金を全部溶かしてしまうという可能性はほぼゼロになくすことができます。

また、海外口座を利用する場合はさらにロスカットという制度があるため、自分の入金した資金が危ぶまれることはありますが、自分の入金した資金以上のお金が失われることはありません。そのため、この意味でも海外FX業者は初心者にとっても十分におすすめできる口座であると思っています。

「ロスカット」というのは、自分でこの取引においてどこまでの損を許容できるかを決めたラインのことを指します。要は、そのロスカットというものを設定式でおけば、チャートを見ていなくても自動的にその注文が成立し、それ以上の損失を防ぐことができます。これがFXにおけるメリットの一つだと思います。

FXにおける「複利効果」という最大の武器

さて、これまで色々なFXについてのお話をしてきたと思いますので、今度はFXが一体どれくらい稼げるのかということについてお話ししていきましょう。

やはりお金のことなので、皆さんが一番気になっているのはいくら稼げるかという部分でしょうね。

結論ですが、その「いくら稼げるか」というのは、人やトレードスタイル、その自体の環境によります。

どういうことかと言いますと、あくまでFXはトレードなので、リスクが大きくなればなるほど、その分リターンも大きくなり、リスクが小さければ小さなほど、その分のリターンも小さくなります。

資金を失う危ない賭けをしている状態ならば、その分大きく稼げるチャンスがありますし、資金を減らさないような安全な取引をしている場合、その分資金は増えにくくなります。

しかし、FXは元本を2倍にするような取引は少額ならば全然可能なので、例えば、元本を2倍にする取引を10回行った場合、2の10乗となるので、資金を1024倍にすることもできます。

もちろん、元本を2倍にするような取引は簡単ではありませんが、理論上は正直、何百何千万も稼ぐことができるということがわかります。

なぜFXがここまで大金を稼げるかというと、投資では「複利効果」という効果があるからです。FXで稼いだお金をさらにFXに投資することで、雪だるま式に資金が膨大に膨れ上がり、大金を稼ぐことができるようになります。2倍という小さい掛け算でも、2倍を10回繰り返せば1000倍になるように、掛け金は投資資金の上昇に加えてどんどん大きくなっていきます。これがFXにおける最大の武器、複利効果です。

FXで損してしまう理由とは？？

FXで大損する原因は主にレバレッジが大きいためロットをかけすぎてしまうことです。 レバレッジが大きいこと自体が悪いのではありません 

ここまで聞くと、レバレッジというのは自分に不相応な大金をかけすぎてしまい、大損をさせられてしまう悪いもののようにとらえられてしまうところもあるかもしれません。

しかし、レバレッジ自体は悪いものではありません。

車の運転に例えれば分かりますが、時速150km/s出せる車があるからと言って150km/sを出してしまう車が悪いというわけではありませんよね。

FXも同様で、レバレッジの800倍が悪いのではなく、レバレッジが800倍できるからと言って何千倍もかけてしまうトレーダーに問題があるわけです。

高い速度を出してはいけないところで高い速度を出してしまうために起こってしまうのが事故というものです。FXも同様で、勝てない相場で高いロットを張りすぎてしまうと、もちろん損することになります。要は、期待値が高いところでのみ高いロットを張り、それ以外のところではロットを大きく張りすぎないということをすることが大切なのです。

レバレッジ自体は高ければ高いほど、必要な証拠金を少なくできるので、少ない資金で大きく稼ぐという芸当ができるようになる便利なものです。初心者が損してしまうのはレバレッジをかけすぎていることではなく、ロットを大きく張りすぎているからということを今一度覚えておいてください。

ここで大切なのは適切なレバレッジをかけることが、資金を守る上で大切だということを覚えておいてください。

FX口座の開設までの手順

次はFX業者についての選び方について解説していきます。FXを始めるにはまず初めにFX業者に取引口座を設立し、その後必要な資金をFX口座に入金することになります。

ここで大切なのは、入金するのはあなたが稼いだ大切な資金なので、必ず信頼のおけるFX業者に入金をしなければならないということです。

そこら辺のよくわからない業者に口座に資金を入金したりしてしまうと、資金の出金ができなかったり、口座が凍結してしまったりと散々な結果になってしまいます。

そのため、FX業者は丁寧に選ぶことが大切と言えます。

FX取引開始まではだいたい3ステップあります。FX口座を開設するのは難しそうなイメージがあると思いますが、意外に簡単で、FXは適切なステップを踏んでいけば、投資未経験者でもすぐに始めることができます。

まずは信頼のおけそうな取引業者を選び、口座を開設し、資金がなくなっても大丈夫な程度の量の資金を入金します。ここで大切なのは、あくまで余剰資金でやってください。自分のなくなったら困るお金でやってしまうと正常な取引ができなくなってしまい、必ず損をすることになってしまいます。

そして、実際にお金を運用したり、相場を分析するためのチャートツールなるものをダウンロードし、自分好みにカスタマイズしましょう。そうすることで、チャートが見やすくなり、自分の目的にあったトレードをすることができるようになります。

チャートツールでおすすめなのはトレーディングビュー（https://jp.tradingview.com/）です。

トレーディングビューは無料で使える部分も多く、一部有料なのですが、無料ツールでも十分使えます。

私はトレーディングビューの無料ツールでチャート分析をしています。

チャートツールの主な役割は、相場を分析することや新規注文を出すこと、決済注文を出すことです。まず、エントリーする前に過去の値動きを把握して、どの辺りに価格が到達したらエントリーするかをあらかじめ決めておきます。

その後、その価格まで来た時に新規注文を出しておき、その後、決済注文を出します。そこまでがFXでの一連の流れです。

要は、このチャートツール一つで全ての取引を行うことができるというわけです。当たり前のことですが、チャートツールは長く使っていくものなので、1つ気に入ったものを見つけたらそれを使い続ける方が良いでしょう。

その点でもトレーディングビューは全世界の人たちが使っているため、大きなハズレがなく、使いやすいチャートツールの一つだと思っています。

本当にFXで借金を背負うことはないの？

ここまでいろんなことを聞いてくると本当に何百万、何千万も稼げることがあるならば、ふと相場が大暴落した時とかに何百万、何千万の借金を背負って路頭に迷う可能性はあるんじゃないかと思う方もおられると思いますが、実際はそんなことはほぼありえません。

なぜならば、FXトレードを５，６年以上やっている私ですら、そこまで資金がマイナスになるほどのロットを張ることはなかったですし、大暴落によって入金額以上の借金を背負ってしまったという方も聞いたことがありません。

しかしそのような大暴落によって口座の資金がマイナスになるという可能性は0ではないので、そんな慎重なあなたにおすすめの口座があります。

それは、海外FX口座を使うというものです。海外口座のほとんどは、ロスカットという制度を採用しており、自分の資金以上の含み損になった時に日本の業者ならば追加で資金を払わなければいけない場合がほとんどなのですが、海外口座の場合はそれらの損益を全て業者が負担してくれるという制度があります。それらの制度ならば、自分の入金額以上の借金を背負うことはないため、安心して相場に向き合うことができます。

最後に

しかし、海外FX業者の口座が安心だと言っても、無名のどこのメーカーかもわからないような口座だならば、危険になってしまいます。そのため、私のおすすめとしては、有名なFXメーカーを使うことです。しっかりとした制度やサポートが受けられないFX業者だと大損してしまう可能性があるため、それらの口座は避けることが無難です。

FXは、始める前は得体の知れぬもので、非常に怖いと思います。私も初心者の頃そうでした。

簡単にお金が動いてしまう感覚、ボタンを2回押すだけで1万円や10万円が簡単に入金されてしまう世界。それらの世界に対して怖いと思わないことがないわけです。

しかしそれでも一歩、勇気を踏み出してみてください。たった3万円でもいいから口座に入金してみて、一通りの段階を踏んでみてください。

始めてみると、意外に簡単で楽しいということが伝わってくると思います。誰しも、初めは怖いものです。しかし、その怖さから脱却してFXを始めてみると、少し変わった風景が見れるかもしれませんよ。もし何か困ったことがあったら、私に相談してきてください。一緒に相場分析を頑張りましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。