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マスターの「サバ缶」プロデュースと「サバ婚」のご報告。

スローコメディ広告社代表&さばのゆマスターの須田泰成です。

この度、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)アドバンストティアサービスパートナー・株式会社スカイアーチネットワークス(以下、スカイアーチ)さまと、2015年からタッグを組ませていただいております〈ITと東北をつなぐ〉「サーバー屋のサバ缶」シリーズの新バージョン「シン・サーバー屋のサバ缶」のプロデュースとクリエーティブを担当しました。

「サーバー屋のサバ缶」の中身は、宮城県の木の屋石巻水産の金華さば缶(味噌煮)で、「シン・サーバー屋のサバ缶」も木の屋の金華さば缶(醤油煮)を使っています。木の屋の金華さば缶を使うようなった経緯は、2011年の震災の前からの私と木の屋さん、そして経堂の街ぐるみの復興応援の物語がありますので、こちらのリンクなどをお読みいただけますと幸いです。
日経BP・ひとまち結び「希望の缶詰」がつないだ被災地と全国、そして未来(前編)──木の屋石巻水産「中の人」が見た、東日本大震災からの10年間
https://project.nikkeibp.co.jp/hitomachi/atcl/feature/00026/?P=1

https://diamond.jp/articles/-/165206

「サーバー屋のサバ缶」は、サーバー管理がメインだった創業時のビジネスモデルに由来するものです。しかし、スカイアーチさまは、2014年から総合的な課題解決を実現するクラウドインテグレーター企業を目指し、国内初AWSレベル1MSSPコンピテンシー取得企業として、幾つもの大企業と組み、新しいビジネス事例を実現するように進化を遂げています。

こちら「サーバー屋のサバ缶」が生まれた経緯です。
https://www.sabacan.info/

そのようなスカイアーチさまのビジネスの変化を受けて、サーバー屋の時代の物語を大切にしながら、新しい時代にふさわしいアイテムとして制作することになったのが「シン・サーバー屋のサバ缶」です。

須田は、「シン・サーバー屋のサバ缶」と新日本プロレスの伝説の名言に
インスパイアされた「時は来た!」クラウドだ!」などのコピーも担当しています。

スカイアーチさまの「シン・サーバー屋のサバ缶」についてのリリースは、こちらから。
https://www.skyarch.net/profile/info/2023/230330.html

「シン・サーバー屋のサバ缶」ラベル正面
「シン・サーバー屋のサバ缶」ラベル側面

「シン・サーバー屋のサバ缶」の中身は、「サーバー屋のサバ缶」時代から変わらず、宮城県の木の屋石巻水産の金華さば缶です。今回は醤油煮です。
売上の一部は引き続き、被災地の支援に使われます。また、プロジェクトに関連する情報発信などを通じて、記録的なサバの不漁、燃料代や光熱費の
高騰に苦しむ木の屋石巻水産など水産業の応援も行ってまいります。

「シン・サーバー屋のサバ缶」のデザインですが、東北の水産業が、かつてないピンチということもあり、スカイアーチさんと「かなりのインパクトが必要」という話になりました。そこで、この人はどうかとなったのが、
「新日本プロレス50周年」の宣伝ポスター&記念ビジュアルを手がけるアートディレクター&グラフィックデザイナーはらだなおこさんでした。はらださんは、映画「科捜研の女」「それでもボクはやってない」「モテキ」「帝一の國」など、映画・演劇・広告の仕事を幅広くされている人です。

はらだなおこさんの仕事はこちら→ https://www.naokoharada.com/

はらださんと私は、共通の知人が多く、お互いの名前は良く知っていて、SNSでは相互フォローしていたのですが、面識はなかったので、
公式サイトのお問い合わせフォームから仕事依頼をして、
14日に初顔合わせ&打ち合わせ、本格的なイメージ作りをはじめ、
タッグを組み、「シン・サーバー屋のサバ缶」のラベルデザイン作業に
入りました。

打ち合わせの際には、木の屋の金華さば缶をお持ち帰りいただき、
味わいながらデザインの構想を練っていただくことにしました。
はらださんは、人生の中でありえないほどサバ缶(しかも美味しい)を
食べ続ける日々に突入します。

缶詰の完成→納品の目標が3月8日となりました。つまりサバの日です。

仕事が着々と進みました。

クライアントのスカイアーチさまとのやりとりを経て、
2月初旬にコピーとデザインのOKをいただき、木の屋石巻水産さまに
ラベルデザインを入稿。予定よりも早く、
2月26日に「シン・サーバー屋のサバ缶」は、納品されるに至りました。

ここまでだと、よくあるクリエーティブ業界の仕事の流れの話なのですが、
実は、自分でも驚きの出来事が起こりました。

はらださんと私は、お互い、本格的なクリエーティブの現場で徒弟制度、
下積み生活をくぐり抜けてから独立した経緯(私は映像製作会社ですが)
がある、いわゆる叩き上げ(懐かしい響き)。いろいろ共通点も多く、
仕事のタッグは心地よく、いい感じに意気投合したのですが、意気投合
しすぎて、1月30日にお付き合いを始めることになりました。

はじめてご一緒したお店は、さばのゆ斜向かい、私が十数年、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいている「きはち」さん。まず注文したおツマミは、木の屋石巻水産さんの金華さば水煮缶を使った、このメニュー。

東北復興を支えたサバ缶つまみ 経堂「きはち」の名物メニューが10周年
https://kyodo.keizai.biz/headline/187/

きはちの「金華さば水煮と野菜の辛味噌和え」

経堂には、街のあちこちにサバを使ったメニューを提供する店があり、
コロナ前は、例えば、こんなサバイベントなどを頻繁に行っていました。
バラエティー豊かな金華さばメニューに驚きますよ。
https://www.kyodo-kei.com/2017/6265.html

木の屋さんとお店の温かいつながりも育んできました。
https://kyodo.keizai.biz/headline/96/

そして、はらだなおこさんは、私と付き合い、経堂の街の飲食店を巡るうちに、人生でかつてないほどサバまみれになっていきます。

そして2月中ば、「シン・サーバー屋のサバ缶」のラベルデザインが完成に至った頃、私たちは、印刷会社への入稿日の3月8日(サバの日)が、何と付き合って38日目ということに気づいたのでした。

その瞬間、私の脳裏にシャキーンと浮かんだ言葉がありました。

「時は来た!サバ婚だ!」

それを、なおこさんに伝えると、「時は来た!」という返事。
このチャンスを逃したら、来年の3月8日まで待たねばならないと思い、
付き合って38日にして入籍するという自分でも驚きの展開となりました。

それからは淡々と準備を進めました。
経堂に暮らす棋士の高野秀行六段ご夫婦に証人になっていただき、婚姻届を
作成。そして、入籍手続きは下北沢の北沢タウンホールへ。もちろん、
3月8日です。

当たり前のように「いいサバ」11時38分を目指して向かったものの、
あれこれするうちに7分オーバー。
軽く意気消沈していたら、呼び出し番号が何と!
「831」番。

右から読んで「いいさば」!
また、石巻と並ぶサバの産地・八戸の「五十集」と書いて、品物が集まる「市場」を表す「イサバ」を連想する縁起の良い数字でした。

2月の後半頃から、さばのゆの料理の83%は直子さんが作っており、
ピリ辛の肉みそは、早くも人気メニューとなっています。

さばのゆの肉みそパリパリピーマン
豚タンと茄子の和えもの

平日、私が投稿する缶詰モーニングも、実は、直子さんが即興で作って
くれるものです。

アルファー食品の「安心米 わかめご飯」と木の屋石巻水産「サラダサバ缶」のカレーライス
明治屋おいしい缶詰「大人のプレミアムコンビーフ(燻製風味)」と春野菜のホットサンド

改装工事も一緒に行い、4月にはデザイン面が特にブラッシュアップされたニューさばのゆにリニューアル完成予定。誰もが主役になれる優しい居場所、新しいこれからの文化や産業を育むダイナミズムのあるイベントカフェ「さばのゆ」を二人で運営&進化したいと思っています。

ちなみに、妻の直子さんは、小学校・中学校時代は仙台在住、名取市の馬術倶楽部に通っていたこともあり、宮城とのご縁もある人でした。年末年始は、仙台で過ごす習慣もあり、近く石巻に行って、木の屋の優しい皆さばたちと会ってもらいたいなと缶がえております。

というわけで、まさば(か)の金華さば缶、「シン・サーバー屋のサバ缶」がつなぐご縁で、この度、結婚しましたこと、あふれる感謝の気持ちと共にご報告いたします。

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