2024/03/01(金) 日記。事実は小説より。ナダル。不適切第6話。
今日こそは、と、娘に勧められているToshlの「洗脳」を読み始める。
XJAPANはロックバンドとして大成功を収めていたのだが、なんだろう、人間関係がことごとく上手く行かないのはなんとも気の毒なことだ。それも彼の描写によると親族もかつての配偶者も最悪ではないか。
そしてそういう身内のおかしなことがバンドにまで迷惑をかけることに及ぶとそれは自分の責任だと感じるほどにToshlはまともである。
事実は小説より奇なりというが、これを町田康の文体で読んだら大爆笑できるかもしれない。
「実録・外道の条件」を思い出した。内容的にはその何倍も酷いエピソードの連続なのだ。
もちろんToshlは笑わせる目的で書いているわけではないだろうから、「気の毒」としか思えないが。
夕飯はからあげ。
鶏ももを3枚分揚げる。
娘はサブスクで「魔法戦隊マジレンジャー」を見ている。
ホラン千秋が出ている。
早めに寝たいが10時から「不適切」がある。
なぜか息子が「水曜日のダウンタウン」の過去回を見始める。
松本人志が出ている。
「数珠つなぎカラオケ」の内容が面白かったので見てしまった。
まずコロチキのナダルが拉致されて千葉の田舎に設置されたカラオケボックスに閉じ込められる。
一曲歌わされ機械が採点。それを基準点として、ナダルが自ら知り合いを電話で誘い出し歌わせてそれを超える高得点が出れば自分は解放される。それをどんどん数珠つなぎしていくという企画。
ナダルの人間の醜い本性を表現する才能はすごいと常々思う。
昔は「人間の屑」は文学の中にいたのだが、今はこのような映像でわかりやすく表現される時代なのだ。
みんなダメ人間。ダメ人間はダメ人間なりにがんばって生きている。
そういう真実がいろんなメディアでジャンルで語られ続ける。
それが人類が必要とする物語であるからだ。
「不適切」第6話。
安定しておもしろかった。エモかった。エモケン。