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パソコンで発音矯正:母音可視化編

「America」を[əmerəkə]と発音できているだろうか?
リアルタイムで発音した自分の母音を解析し、国際音声記号(IPA)の母音表(ヘッダー画像)の上に表示するアプリがあります。
自分の発音する「アイウエオ」が、国際音声記号のどれに該当するか見当をつけることもできます。

歌手のGACKTさんが、ユーチューブチャンネル『GACKT英語ちゃんねる』の
『英語の母音をナメんなよ!』と『この母音がマジで厄介!』のシリーズ動画で詳細に解説・指導しているように、外国語、特に英語の母音の発音は日本語話者にとって難しいものです。

そこで、自分自身が発音する母音をリアルタイムで表示する
ソフトウェア『SonicPrint(ソニック プリント)』を紹介します。
自分が日本語で発音する母音の音と、訓練をした後で発音する外国語の母音の音の変化を目で確認できます。

対面で、あるいはオンラインの個別指導で先生に発音を矯正されたとき、何度もダメ出しされた発音と、ようやくOKといわれたときの発音とでは何が違ったのか。
「良くなってきた」といわれたとき、何がどう良くなってきたのか。
発音した自分自身にはよくわかりません。少なくとも、私はそうでした。

そんなとき、母音限定にはなりますが、『SonicPrint(ソニック プリント)』を使って自分の視覚で確認できます。


この母音表示ソフトウェア『SonicPrint(ソニック プリント)』は、
株式会社アルカディアさんが自社サイトでWindows向けベータバージョンを
無料ダウンロード公開しています。
Windowsユーザーにとってはありがたい限りです。感謝。
iPad版は有料のようです。


以下、Windows向け『SonicPrint(ソニック プリント)』のおすすめの使い方を説明します。

1.株式会社アルカディアさんのサイトからWindows向けベータバージョンの『SonicPrint(ソニック プリント)』をダウンロードして、インストール。


2.「お猿」のアイコンをクイックして起動。

黒地の画面に標準的な日本語の母音の範囲が示されます。

オレンジ色:「あ」、青色:「え」、水色:「い」、黄色:「う」、緑色:「お」


3.画面、左上のマイクのアイコンをクイック。

パソコンのマイクに向かって、「あ」、「え」、「い」、「う」、「お」と発音します。

画面上に赤い点が複数点滅して、自分が発音している範囲を示します。

これで、自分自身が発音する日本語の母音を見える化(可視化)ができました。


4.赤い点の位置が安定しない場合は、マイクが雑音を拾っている可能性があります。

下記の調整をします。

「ツール(T)」のタブをクイック。
「オプション(O)」、
「基本周波数(F0)分析」、とたどり
「分析対象(T)」
の数値を上げて、OKをクイック。

私は70.0dBに設定しています。


5.日本語で、「あ」、「え」、「い」、「う」、「お」、
「あ」、「え」、「い」、「う」、「お」、・・・・
と連続して発音すると赤い点は、逆三角形(▽)の軌跡を示します。
(ヘッダー画像に表示した)国際音声記号(IPA)の母音表が示す(上辺が長い)台形状にはなりません。

口周りの器官を下記の要領で英語モードに切り替えます。

・舌の先端を若干反り上げ、舌全体をスプーン状にします。
・舌の裏側を下顎の内側に軽く触れさせます。

この英語モードの口で、[a]、[e]、[i]、[u]、[o]、
[a]、[e]、[i]、[u]、[o]、・・・・
と連続して発音します。
すると赤い点の軌跡が、国際音声記号(IPA)の母音表が示す(上辺が長い)台形状に近づくことを確認できるはずです。
私の場合は、そうなります。


6.あとは、『GACKT英語ちゃんねる』を見ながら、
『SonicPrint(ソニック プリント)』を起動して、ひたすら口を動かしつつ、画面の赤い点の位置をチェックすることをおすすめします。
自分自身が発音した母音の変化を目で確認できます。


全部「あ」に聞こえる発音記号[ɑ]、[æ]、[ʌ]の発音の違いも
『SonicPrint(ソニック プリント)』の画面に現れる赤い点の位置関係を、国際音声記号(IPA)の母音表(ヘッダー画像)と見比べることにより自分の視覚で確認できます。

『SonicPrint(ソニック プリント)』の最大のメリットは、自分の発音を録音して聞くという、こっぱずかしいことをしなくてもいいところです。



#GACKT #英語 #母音 #発音矯正 #ソフトウェア #アプリ  

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