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【アメコミ感想】ジョーカー アンソロジーを読んだ【ネタバレあり】

 なんかDCはジョーカーに偏ってる鯖の味噌煮です。

 ジョーカーの初登場からの歴史が解説付きで収められている一冊です。

 星5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ですねー。なんでしょうね、ジョーカーのこと好きなんでしょうかね。note始めたきっかけもジョーカーでしたし。

 バットマンのヴィラン、ジョーカーの初登場、そしてそのキャラクターの変遷がわかりやすくまとまっています。バットマンの誌面の雰囲気の変化も味わえますね。

 最初は冷酷な殺人鬼としての登場なのですが、段々と顔馴染みのヴィランになっていきます。初期は毒物とかを使った残酷な殺人が目立ってるのですが、段々と存在と行為自体がジョークになって、オチでトホホな感じが出てくるのが面白いですね。

ジョーカーが笑える失敗をして、バットマンとロビンが笑う。そんなのが定番です。
このジョーカーの悲しそうな顔がいっちゃん好きです。

 ただ、バットマン自体がシリアスになるにつれてジョーカーの狂気は笑えないものになっていくんですよねー。バットマンからも笑顔が消え、狂ったように笑うのはジョーカーだけになっていきます。初期と同じように毒を使って殺したり、部下も容赦なく殺していったり、残酷な一面がパワーアップしていきます。いわゆる悪のカリスマというやつになっていくんですね。

 こういう古い話を読めるだけでも結構貴重な体験な気がしますし、各話の解説とかも入ってるのでめちゃくちゃ勉強になりますねー。あとかなり分厚くて読み応えがあります。

 アンソロジーは他にもあるのでどんどん読んでいきたいですねー。

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