【ドラマ感想】掟上今日子の備忘録3〜4話を観た【ネタバレあり】
流石に『備忘録』とかの内容は忘れかけてる鯖の味噌煮です。
前回からの続きです。原作で言えば2巻目の『推薦文』の内容です。結構ドラマ向けの改変もあり、原作と比べてみるのも面白いかもしれませんね。
第3話 2億円の名画が破られた!?忘却探偵が黒髪コスプレで潜入調査
警備員の仕事を始めた厄介。勤める美術館に今日子が何度も訪れ、同じ絵の前で立ち止まる。ある日厄介がその理由を聞くと「この絵には2億円の価値がある」という。しかし、その翌日になると彼女は「この絵には200万円程度の価値しかない」と全く違うことを口にした。さらにその数日後、厄介の勤務中にその絵が謎の老人によって壊されるという事件が発生。厄介は当然のように責任を押し付けられーー
実は原作だとここの話に厄介は登場しておらず、代わりに親切守(おやぎり まもる)というキャラクターが登場しているのですが、ドラマ化範囲では守の出番は今後なく、大きな矛盾もないのでこのドラマの主人公である厄介が出ている。結構好感が持てる改変でしたね。厄介を主人公にした方が面白いと考えた結果であると伺えます。そういうよく考えて原作を壊すことなく面白くしようとする工夫が見えるのもこのドラマの良いところだと思います。
ネタバレすると額縁がすり替わっているというオチなのですが、初見の人はどれくらい騙されたのでしょうね。よく見れば一目瞭然ですけども、意外にわからないように画作りされている気はしましたね。
あと黒髪ガッキーが一周回って違和感があって面白かったですね。もう総白髪のガッキーに慣れてきた頃でしょうか。
第4話 忘却探偵VS天才37人命がけの推理…気絶させて推理を奪え!
今日子と厄介は、前回の事件で知り合った額縁匠・和久井から仕事を依頼される。引退作の製作中、彼が営むアトリエ荘の地下にある工房に、誰も入らないよう警備をしてほしいという。アトリエ荘に向かう今日子と厄介、しかし工房の中では和久井が血を流して倒れていたーー
トリックを見破るというよりかは誰がやったのかを探る、フーダニットってやつですかね。まぁ怪しい部分が露骨に映されるのでかなりわかりやすいですかねー。殺人未遂事件よりかは和久井老人がどんな作品を作るかの方が気になる物語だった気がします。ちょっと物足りない感じはありますね。
あとこの話は犯人も原作から変わっていて、少年から少年と交流のあった別の住人になりましたね。流石に少年が犯人はコンプライアンス的にまずかったか。
今回は大幅に厄介の出番が増えたこともあり、今日子さんとの関係性も見所が多くなっていますね。原作でもくっついてしまえよってなってるんですが、ドラマは尚のことやきもきさせられます。ちょっと厄介クン漢気が足りてないんじゃな〜い?