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Vol.13 『秘密の花園』 三浦しをん

こんにちはサバです!
今回は三浦しをん作の『秘密の花園』を紹介したいと思います!
では行きましょう!

この作品はカトリック系女子高校に通う、3人の少女、那由多淑子のそれぞれの視点から話が進んでいきます。彼女ら3人はそれぞれ性格が異なり各々「秘めごと」をかかえています。この「秘めごと」が3人の関係性と共にそれぞれの視点で描かれています。

久しぶりに三浦しをん作品を読みたいな~って思ってブックオフで買いました。

那由多と翠は元々仲が良く、那由多と淑子は塾の夏期講習が同じで、翠と淑子は那由多つながりという形で3人の関係が始まります。一見それぞれ普通に仲の良い友達に見えるのですがどこか表面的であり不安定な関係であることが各々の視点から明かされる「秘めごと」の描写から感じ取れます。

また、3人の日常における風景描写がとても美しく優しい雰囲気をもちつつ、どこか闇が持つ暗さのような雰囲気もあり、3人が抱えている「秘めごと」にリアリティ持たせていると感じました。

一見すると女子高校生3人の普通の日常作品だがどこかリアリティのある暗さも味わうことができる作品となってるのでぜひ読んでみてください!

では、次回の読書記録Vol.14で会いましょう!

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