vol.6『百年法(上・下)』山田宗樹
こんにちは鯖です!
読書記録の投稿は約半年ぶりですね。
色々とやることが多かったりしてnoteを書きたい欲が無くて気づいたら半年も経っていました。
気ままに書くことをモットーにしているので今後も時間が空くことがあるかもしれませんが読んでもらえたら嬉しいです!
では紹介に行きましょう!
今回は山田宗樹さん著の『百年法(上・下)』を紹介したいと思います。
この本はSNSで本を紹介している人の投稿を見たのがきっかけで知りました。山田宗樹さんの作品はまだ読んだことが無かったので早速買いに行って読みました。
この作品は多くの人々が不老化処置を受けた日本が舞台となっており、この処置を受けた人は「百年法」という法律によって、百年を以って死ななければならないという設定です。そして、この百年法施行の最初の一年が訪れようとしているところから物語が始まります。
私はこのあらすじを読んだだけで「あっ。これは当たりだ」と思いました。この予感は的中して、(上・下)合わせて900ページほどあるのですがあっという間に読み終わってしまいました。
一見突飛に見える設定なのですが、近年AIがどうとか騒がれている世の中なのでもしかしたらこのような世界もあり得る日が来るのかもしれないとつい思ってしまうようなギリギリの内容でとにかく引き込まれました。
この作品では生と死がいかに紙一重の存在なのかということを強く考えさせられました。不老化処置は老いることなく生き続けることができるので一見素晴らしいものであるように見えるが、実際に永遠に生き続けることができてしまうと日々何をしていいかがわからなくなってしまう。このようなジレンマが様々な視点や彼らを取り巻く環境から描かれています。
読み始めたら間違いなく手が止まらなくなる作品なのでぜひ読んでみてください!
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!
では、次回の読書記録vol.7で会いましょう!