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健康のこと

ここ最近、食べる量を減らしている。

今年の夏、胃カメラの検査を受けた。食べすぎて吐いたものに血が混じっていて、さすがに血の気が引いた。

かかりつけの病院が、一見するとクリニックだけどきちんと入院設備も整ったところでよかった。そこの消化器内科で胃カメラを受けた。

結果はマロリーワイス症候群というもの。食道や胃をつなぐ部分は伸縮するようになっているけど、それにも限度があって、吐いた時に裂けてしまうことがあるらしい。

「この部分、これがおそらく昨日吐いて出血した部分ですわ」

胃カメラの写真を見せてもらいながら説明を聞く。どうやら生死に関わることはないそうだ。本気で安堵したものだが。

それ以来、暴食気味だった食欲を抑え、腹八分目を心がけている。夜も8時以降はなるべく食べない。

そのおかげか、体重が減った。久しぶりに会う人に「ちょっとほっそりされました?」と聞かれる。

事実、ジーンズがぶかぶかだ。くたびれてきたしそろそろ替え時だ。次のジーンズはLサイズかMサイズでもいいだろう。

食生活も、かならず一日一食はカレー皿に山盛りのキャベツを食べている。ちょっとした健康への配慮だ。ドレッシングが酸味のあるものは苦手なため、ごま油と塩胡椒で食べている。

血液検査の結果も、コレステロールと中性脂肪も高く、血圧も尿酸値も高い。できる限りのことをしているつもりだけど、それでも足らないのなら、そもそも食べないのも一つの手だ。

中年に近づくほど、健康面のお小言をお医者さんから聞くことが多くなった。祖母は糖尿病だったし、家系的に心臓病の気もある。

やれやれな気分だ。人生どころか生き続けることそのものの難易度が高い。

老けること、老いることとうまく付き合っていきたいと思う。容姿の変貌はもちろん、自分を労わることを切実に考えようと思う。できることは減ってきたけど、できるようになったことも不思議と多い。

健康に気をつけて、ある程度の不健康とはうまくつきあって生きていこう。

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