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自分の労をねぎらって

今年も寒くなってきた。去年の冬、この阪神間は12月中旬まで暖かかった。巷でハロウィンが賑わっていたが、もうあとひと月でクリスマスムードだ。

今年、令和の米騒動と銘打たれた米の不足。おかげで5kgの米が3千円近い。日本人の生活にとって最低限の水準を保つための米が高いなんて。

おかげでなか卯に世話になることが多い。かけうどんの冷やしは300円。大盛りで400円。親子丼の値下げのニュースは嬉しかった。吉野家の値下げもそれに続いた。

今年の上半期はずっと歯が痛かったことしか覚えていない。昨年12月から今年の6月まで、痛み止めだけで耐えていた。

ようやく治療する頃には、すでに神経のほとんど死んでいた。歯医者曰く「こうなってからの方が治療は痛い」とのこと。

しかし良い治療をしてもらったおかげで、3回の通院で根治。2024年上半期の思い出は「歯が痛かった」だけ。内容がなさすぎる。

下半期は結構動いた。まず、GUのスーツを購入した。

見てくれている方がいらっしゃって嬉しい。そして実際このスーツで転職活動もしてみた。結果は不採用だったけど、それはスーツのせいじゃない。

ハローワークインターネットサービスで求人を検索し、求人票を窓口に持って行って紹介状を切ってもらう。その後に書類選考、面接と続く。

僕の場合、書類選考は通過。その後の面接がダメだった。個人的にベストは尽くしたつもりだから、縁がなかったのだろう。不採用のメールに少し安堵したものだ。

今回のWeb面接と、今もそうだけど在宅ワーカーとして働いていてわかったのは、そろそろ通勤の働き方がいいということ。

家で仕事ができるのは楽だけど、世相にどんどん疎くなる。エンターテイメント、サブカルチャー、全て浦島太郎状態。

一日の他人との会話はコンビニで「いらっしゃいませ」「520円になります」「ありがとうございました。またお越しください」のみになる。

混雑した電車もストレスだし、混んだ駅も面倒ではある。だけどそのストレスと面倒に、自分は人間であるということを思い出させてもらってもいる。

来年、少しばかりゆっくりしたら、また転職活動をやりたい。今度は通勤で、Web面接ではなく対面で、人間相手と話したい。

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