拳銃のこだわりの世界
日本では文化や習慣として存在しないこととして。
最近、YouTubeで海外のチャンネルを見ることが多い。拳銃の紹介動画を見るためだ。日本ではそれはできない。
ぼくのきっかけは「これ、かっこいいな」と感じたRuger LCRというリボルバー拳銃の紹介動画を日本語字幕で観てからだ。
Ruger LCRは当初357マグナム弾を撃てるモデルがあったけど、それ以降は357フェデラルマグナム弾、そして38スペシャルや9mm弾を撃てるものなど、筐体のサイズはそのままに口径のバリエーションがとても多い。
YouTubeなどでもこれらの違いを説明したり、いろいろあるけど38スペシャル弾を撃てるRuger LCRがお気に入りですと紹介している動画もある。
また、Ruger LCRの自動拳銃版とでもいうのか、Ruger LCPという拳銃もある。見る限り380オートの弾薬を使用する。
このRuger LCPはLCP2,LCP Max,など、後続の拳銃も作られていてファンが多い。そして「LCP2よりもLCPがいいよ」と、細かな違いではあるけど、こだわりの世界として「これが一番いい」という紹介動画をアップしている人も多い。
日本では銃の所持はもちろん禁止。だけどこのあたりのモノへのこだわりって昔から存在するのだなとも思った。
実際、アメリカではコンシールドキャリーという「護身用に身に着ける拳銃」というのは珍しくないらしい(もちろん届出や許可がいる)。キャリーの方法も様々だそうだけど、避けたほうがいいのは服の上から銃の形が透けてしまう「プリント」という現象らしい。
このRuger LCRにせよLCPにせよ、小型なのでプリントが避けやすいらしい。銃を持っていることがバレないというのが大切だそうだ。
実際、コンシールドキャリーが役に立ったという場面がないことが一番なので、持っていることに意義があるそうだし、銃を発砲して関係のない人を巻き込んだら大変だということで、必ず練習が必要になる。
射撃場にいる人たちは、銃を撃ちたいこともあるだろうけど、銃を持っている責任を果たすために練習しているのだなと、最近わかった。
マガジンに15発くらい入って連射ができるものが広く使われているらしいから、装弾数が6発のLCRやLCPは本当に護身用なのだろう。
でも、なんとなくそういう制約の中で練習するのも楽しそうだなと思ってしまう。平和な国にいるから、そんなのんきなことを言えるのだろうけど。
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