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足りないのは技術だけではない
2024.12.24
気付けばクリスマスイブ。新年にかけて松が取れる頃までずっと戦闘モードだが、元旦はもしかしたらといったところ。今も丁度LINEで予定確定の知らせが入ったが、サービス業でもないんだし、皆元旦は避ける傾向。それで良い。
全く触れていないBlenderだが、せっかくのペンタブやサブモニターを使って今まで作ってきたコップや椅子などをやり直してみたいが、その後の学びの方向性を考えておかないといけない。必要な知識がはっきりしないと、Blenderを極めるという、残りの人生を賭けるくらいの学びになってしまう。そうではない。
明るく楽しく元気よく映像作品を作っていくための基礎学習と、目指す表現に向けて達成可能性も含めてちゃんと考えたワークフローを作る必要がある。
何ができるのか。
これは正直やってみないとわからない。「できる」の完成度に幅もあろうし、他ツールとのまさにBlendも出てくるだろう。さらに言えば、目指すゴールも変わっていくかもしれない。
まずアニメ調にするのかフォトリアルにするのかで大きく分かれよう。リアル系3Dモデルを動かすなら、それこそBlenderでのモデリングとUnreal Engineという解は一般的だろう。しかし、あれこれ精度が低いと途端に安く見えるのもまた事実。だったらアニメ調?それも非常に舐めた考え方だ。
アニメならではのUnrealな正義がそこにはある。これはある意味Realを超えたものであり、ドラえもんで止まった私のアニメ体験でおいそれと語れたものではない。
荷が重いのだ。
じゃあどうすんのよ。
さぁ、得意の屁理屈タイムが始まりました!
私はアニメをやりたいのではない。私はリアルな3Dモデル作りをやりたいわけではない。
私は映像作品を作りたいのだ。
いつの間にか手段が目的化するのは毎度のことだが、アフロ君をマスコットとして使うというあたりから、選択肢を自ら限定してしまったところがある。
まだ何かないか?
何でもいい。
そう、私に足りないのは技術だけではない。映像作品を志す者として、圧倒的にこの世界観を感じられていないことが一番問題だ。
今は手を止め、命を賭けて作品を作り出している方々の情熱を一つでも多く感じる時期なのではなかろうか。
好きで始めたわけではない人間が、易々と上澄みだけすくって「映像作品でごさい」と世に出したところで、人の心を1mmたりとも動かせるわけがない。