苦手な食べ物も「美味しそう」は嘘にはならない
せっかく作ってくれた食事や連れていってくれた外食。
苦手なものがメニューにあるとき、そしてその食べ物を一緒に行った人が好きだったとき。
そんなときどうしよう。
そこで「私、これ苦手なんだよね~」「これ嫌い~、だって○○なんだもん」なんて言ったら相手はどう思う?
自分が好きなものを否定されるのって少し自分も否定されてる気分にならないかな。そんな少しのモヤモヤでもチリも積もれば「この人といるとなんか楽しくない」って人間関係に影響が出てくると思う。
それでも嫌いなもの、苦手なものを無くすなんて無理。大人なら頑張れば食べられるレベルのものもあるかもしれないけど、アレルギーがあって絶対食べられないものなんかが含まれているとそれは絶対無理。
そんなとき私は「美味しそうですね!」って言う。
美味しそうですね(自分は苦手だけど)
美味しそうですね(アレルギーがあるから無理だけど)
これは嘘にならないと思う。美味しそうと言ったのだからそのメニューを選ぶかどうかはまた別だから。
相手の意見を尊重しつつ、自分は違うメニューを選べばいいのだ。
それでも時々「これ美味しいから食べてみなよ」って言う人がいるのも事実。そのときに使う言葉は「美味しそうだけど、実は○○が苦手なの」って言えばよい。
相手が「そうなんだ~、じゃあどんなのが好き?」って聞いてくれたら楽しくなる!
逆にそこで「○○が苦手なんて△△だ」と自分の意見を否定してくる人は注意しよう。その小さくても否定されたモヤモヤはやっぱり溜まっていくと「なんかこの人といると楽しくない」ってなるから。その関係性って長続きするかな~。または続けなくちゃいけない人なのかな~。○○ハラスメントという言葉が多くあるのもそういう相手を否定することに無意識な人の延長線なのかなって思う。
自分も否定せず、相手も否定しない「美味しそう」は嘘にはならないと思う。