汚屋敷との決別①
幼少期から、モノの多い家で育った。(今思えば)
時代柄、モノを管理する・捨てるというより、「とっておく」だった。
それが当たり前だった。
とても古い家で、欄干とか建付けも結構豪華な方だったと思う。
昔は池もあったらしい。
昔は近くの大学生が仮住まいしていたらしい。
確かに、3畳一間(布団引いたらおしまい)くらいの部屋がいくつかあった。
トイレも、3個くらいあった。
今思い出しても謎すぎる。
いつの間にか、祖父母たちと暮らしていた家から離れ、
母の仕事場に寝泊まりするようになった。
どうやら、母と祖母は仲が悪いらしい。
どこもそんな家族関係なんだろうと思っていた。
周りの友達も、よく、「母親と祖母がけんかしてる」って言っていたし。
度合いがやばいんだな…と思ったのは、もう少し大きくなってからの話。