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入社から新規案件リリースまで、新人デザイナーが走り抜けた4ヶ月間の軌跡

はじめまして、アスエネ株式会社のSaaya(@saya_design)です🌱

2024年10月にプロダクトデザイナーとしてアスエネに入社し、先日、私がUIデザインを担当した「アスエネLCA」の新機能がリリースされました。

数ヶ月間山あり谷ありで、個人的にとても思い入れがあるプロダクトのため、この気持ちを忘れないうちに形にしておこうと思い、はじめてnote記事を投稿します。

今回は、入社から4ヶ月間の道のりを振り返り、駆け出しデザイナー視点でのチャレンジや学びについて書きたいと思います📝 少しでも多くの方の参考になれば嬉しいです。


今までのキャリア

私は、新卒で入社したセキュリティSaaSのパートナーセールスを3年間務めた後退職し、ダブルスクールの傍らWebデザイナーを半年程していました。

転職活動をしている際に、クライメートテックの最前線で世界に挑戦しているアスエネに衝撃を受けて、入社を決意しました。マルチプロダクト戦略・グローバル展開・主体的に挑戦する社風といった点にも惹かれ、現在は優秀で素敵なメンバーとやりがいのある職場で働いています💪

また、入社後は、製品のCO2排出量の可視化を行う「アスエネLCA」のUIデザインを担当しています。

アスエネLCA

SaaSのUI/UX デザインは未経験かつ、サステナビリティの知識もほぼ無かった私にとって、100%未知の世界への挑戦でした。今となっては良い思い出ですが、入社間もない頃は、空き時間があれば他社のデザインシステムやサステナビリティ系の記事を読み漁っていました。笑

主な業務内容

振り返りの前に、簡単に私が担当している業務について紹介できればと思います。デザイン系だと主に以下のような業務があります。

  • プロダクトデザイン👩‍💻

    • ユーザー体験設計 / 仕様検討

    • UIデザイン

    • デザインシステム

    • 競合調査 / ユーザーヒアリング

  • コミュニケーションデザイン🗣️

    • LPやコーポレートサイトなどのWebデザイン

    • 広告バナー、カタログ/ブローシャ、ロゴ、アイコン制作など

プロダクト観点では、UXや仕様の検討といった初期の段階から、UIデザインの制作まで携わっています。さらに、印刷物やWebデザインなど幅広いデザインを担当しており、色々な経験を積めるのはインハウスデザイナーの特権だと感じています💭

4ヶ月間を振り返る

実際に、入社からアスエネLCAの新機能リリースまで、どんな風にプロジェクトを進めていたのか、デザイナー視点で紹介していきます。
LCAチームは、PdM・UXデザイナー・UIデザイナー・TechPM・エンジニアから構成される開発チームと、企画・営業・CSなどのメンバーから構成されており、私は主にUI画面や販促物のデザインを担当しました📝

1ヶ月目:新規案件アサインとLPデザイン制作

入社直後、まずは11月中旬に製品のLP(ランディングページ)をリリースする必要があったので、すぐにそのデザイン制作に取り掛かりました。毎週の役員を含んだ定例会議で、セクション毎にデザインをチェックし決議(開発段階に進むための合意)を取っていきました。
最初は、社内のデザインファイルからLP制作の進め方、LCAの基礎知識など右も左もわからず、先輩の皆さまに都度聞きながら進めていきました。(いつ質問しても嫌な顔せず受け答えしてくれた先輩方には本当に感謝です。笑)
ステークホルダーを巻き込んだデザインの提案の難しさにも直面し、営業やマーケの方々と議論を重ね、一歩一歩合意を得ながらLPを形にしていきました🌱

2ヶ月目:複数デザインタスクの進行とキックオフ

2ヶ月目に入ると、実際のデザイン業務が本格化しました。プロダクトデザインを進めたいと思いながらも、並行してLPやPR用バナー、チラシや展示会デザインなどの制作にも時間を割く必要があり、思うように進捗が出せませんでした。
日々少しずつアップデートをしながら、仕様やデザインがある程度固まった箇所から開発を進めてもらいました。また、開発でのキックオフミーティングも行い、自己紹介やプロジェクトの方向性を共有しました。開発メンバーはほとんどがセブの開発セクターにいるフィリピン人のため、言語も働く場所も違う状況で、オンラインながら顔を見て色々と話すことができ、開催してよかったと感じています🇵🇭
11月中旬にLP公開&プレスリリースを出した瞬間は、入社1ヶ月ちょっとで自分のデザインが世の中に出た実感の無さと、会社のスピード感の速さに驚きました⚡️

3ヶ月目:本格的なUIデザインと仕様変更の波

LP公開を終えて、やっとやりたかったプロダクトのUIデザイン作れるぞ!と意気込んで制作を始めました。この時、営業メンバーとの壁打ちを通して、何度も仕様やデザインのアップデートが発生したため、開発メンバーには負荷をかけてしまいました、、
また、この3ヶ月間で、UXデザイナーの方に鬼のレビューを貰いながら、デザインコンポーネントの整備も行いました😂 最初はSaaSのコンポーネントがよく分かっておらず悪戦苦闘しましたが、他社のデザインシステムや、世界中のデザイナーのUIを閲覧できる dribbble を読み漁り、よりグローバルスタンダードかつ、アスエネの他プロダクトとの整合性も意識したデザインを考え、少しずつ形にしていきました✍️

4ヶ月目:リリースの瞬間

最終月は、開発メンバーと細かい仕様やデザインのすり合わせを繰り返しながら、アップデートを進め、プロダクトとしての完成度を高めていきました。
私が担当した新機能の公開当日は、大きなハレーションもなく無事にリリースすることができ、最初は中々実感が湧かなかったのですが、次の日には家族や友人に報告するほど嬉しかったです🥳
振り返ると、新規案件に携われた日々は、忙しいながらも本当に充実した楽しい4ヶ月間でした💭

振り返りから得た学び

今回の新規案件で感じた課題感は、1-2ヶ月目で想定よりLPや販促物などに時間が取られてしまい、UIデザインの決定が遅くなったことで、開発の手戻りが増えてしまったことです。
無事にリリースできたものの、下記の観点を早めに意識しておけば、もっとスムーズに開発が進められたと思います。

1. 必要タスクの整理と優先順位づけ

UIデザイン以外に、LPやプレスリリース、チラシや他プロダクトとの連携など、想定以上に多くのタスクが発生しました。タスクの抜け漏れや期日遅れを防ぐために、予めタスクの洗い出しと優先順位付け、期日の設定が大切なことを学びました。
実際に、先輩の助言のもと、いつまでに (When)何を (What)どのように作成し (How)誰と連携すべきか (Who) をスプレッドシートに一覧化したことは非常に役立ちました。開発の進捗管理はNotionで行なっているので、Notionに一元化してチームで共有しても良かったかと思います。

実際のタスク一覧表

2. 共有と議論の棲み分け

デザイナーは、デザインを作って終わりではなく、必ず適切なステークホルダーに決議を取る必要があります。ユーザー体験に大きく関わるようなコアな仕様やデザインの決定は「決議」、それ以外は「共有」といった形で、意思決定者に今から話す内容はどちらなのかを予め伝えることが、議論をスムーズに進める上で非常に効果的でした。
「議論」の場合は、デザインの良し悪しの判断軸の提示と、デザイナーの主張と結論を最初に述べることで、感覚になりがちなデザインを論理的に言語化し、共通認識として合意を得ることを学びました。

提案書のイメージサンプル

3. 同期コミュニケーションの大切さ

最初の2-3ヶ月間は、Figma上のデザインだけで仕様や挙動を伝えようとしてしまい、意図を正しく伝えられず、デザインと実装で乖離が生まれてしまう場面が多々ありました。そのため、自社/他社プロダクトの挙動の動画でイメージを共有する、分からないことはSlackやNotionで積極的に質問する、開発段階でデモの動きを一緒に見ながら確認する、といった双方向のコミュニケーションを増やすことで、認識のズレを防ぐ工夫が非常に効果的でした。
現在では、毎朝開発メンバーと15分ほどのStandup MTGを行い、現状のタスクや課題感を共有することで、以前よりコミュニケーションがスムーズになったと感じています。

最後に

最後まで、目を通していただきありがとうございました!

アスエネでは、このように自分の強みを活かしながら、自分の目標目掛けてチャレンジできる魅力的な環境があります。全方位で採用強化中なので、ご興味がある方は、ぜひこちらの採用サイトからご連絡ください!
(SNSからカジュアルにご連絡いただくのも大歓迎です😌✨)

この4ヶ月間は、「デザインを作ること」だけでなく、「チームとして連携しながらプロダクトを形にすること」の重要性を強く実感しました。
まだまだ新人デザイナーとして至らぬ点は多いですが、引き続き、アスエネLCAをより良いプロダクトにしていけるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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