ちくりとささったトゲが抜けない
比喩ではなく、物理的に。
昨日割り箸のささくれた部分が親指の腹に刺さった。大きなトゲは抜けたけど細かい破片が残ってしまい、圧をかけると地味に痛い。
この小さなカケラがわたしの身体を侵食s(しません)
一日過ごしている間にだいぶ入り込んでしまった気がするけど、湿疹もあったので皮膚科で診てもらった。針みたいな小さな器具で周辺の皮をちょっと剥がす。親指で皮が厚いとはいえ、チクチクと痛い。
で、そんな地味な痛みを味わった結果やっぱりもう見当たらないと。そのうち出てくるから大丈夫ですよー、とあっさり終わった。まあ仕方ない。
そしてこの地味なダメージが効いてきて昼過ぎに眠くなるという。やはりやつらは地味に我々の身体をしんsy(しません)
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刺さったばかりの時は痛みが気になって仕方ない小さなトゲが、そのうち気にならなくなり、自然治癒力によって最終的に排出されるというのは、物理的なトゲでなく心の刺さったトゲも同じようなものだな。
小さな痛みはいつしか薄れていく、ってやつだ。大きいトゲはずっと気になってしまうけどね。物理的なトゲは抜けるけど、心に刺さった大きいトゲは抜きようがない。圧倒的存在感。
そして身体の痛みを回避しようとして動きがおかしくなるように、心も同じように痛むことを恐れてそれを避ける行動をしようとしたりするのだろう。
精神的なブロックは無条件に全て取り除けば良いというものではなくて、自分の心身や命を守るために必要なものでもあるという話を、いまこれを書きながら思い出す。
傍から見たら大したことがなくても、当人にとっては重大だったりするし、それがなくても死なない、何も起こらないということを気付くなり教えてもらうなりして理解する必要があるんだよな。そしてそれを自分の深いところまで落とし込むのが大変だということを知っている。
その、落とし込みをして壁を超えたい、今年は。大した進捗もなくあっという間に一ヶ月が終わろうとしているけど、このままでは成し遂げられそうにないから、頑張る、ってここで宣言しておく。がんばります。