初めまして、私のこと
いい学校、いい大学を出て、就職して、いい会社の旦那さんと結婚すること
それが貴方の幸せよ・・・という母親の考えの元
当然のように、親の言うことを聞き、
いい子にして親の価値観のレールに沿って生きてきました。
そんな私も就職し、3年目のとき
初めて自分から勉強したいと思える資格に出会い
新卒で務めた会社を退職することを決めました。
やっと自分で考えて選択をすることを覚え始めたその頃から、
昔から蓄積されていた家族の問題が徐々に明るみになってきて、
ある時遂に、誰も取り繕えない域まで到達してしまいました。
信じていたものが全て失われたような絶望感の中
何とか家族が今よりも幸せになる方法、救える方法を自分なりに考えて試行錯誤していましたが、全て思うようには行かず、打ちのめされていきました。
そんな中、メンターとの出会いをきっかけに、私はギブアップをして
家族が幸せになる方法ではなく、自分が幸せになる道を探し始めました。
初めて親元から離れ、一人暮らしを始めました。
自分の好きなことはなんだろう?ワクワクすることはなんだろう?
自分の好きなことを思い出していく中で
「私は歌が好き」「人前で歌を歌いたい」という想いに辿り着きました。
その沸き上がった想いに従い、自分の願い=「歌う」ことを叶えるステップを踏んでいく中で、少しずつ、両親との関係、家族との関係が癒されていき、実際の関係性も変わっていきました。
そして、家族の為に生きる娘の立場から、
一人の女性として自立することができました。
自分が「歌いたい」という一筋の光を頼りに
手さぐりに、家族からの自立の道を歩んでいく中で
同時に私が音楽に関わること自体が
両親(先祖)からのギフトであるという不思議な感覚も味わってきました。
裏腹に、音楽が身近にあっても光を見いだせない苦しさも味わい続けてきました。
しかし、その「歌」というギフトによって
沢山の人との出会いがあり、それに支えられてきました。
そして、音楽を通じてかけがえのない愛する家族を得ることが出来たのです。
それが真実です。
自分のこれまでのプロセスを真っ向から見つめ、
今手にしている幸せにちゃんと焦点を当てて味わい尽くしたときに
気が付きました。
自分を自分らしく保つための唯一のモノだった「歌」
自分であり続けるための証明だった「歌」
私を確かめて繋ぎとめておくための「歌」
もうその「歌」は必要ではなくなっていることを。。。
私はそのままでいい
私の「歌」は
本当に人と繋がり分かち合うための「歌」として変容していました。
今だからこそ、家族で表現できる「音楽」に生まれ変わりました。
それに気付かせてもらえた人生だから
実証も確証もなくても
ただ私達の未来を創るため
本音に耳を澄ませて
世の中に沢山のギフトが届くように
ひとつひとつカタチにしていきたいと思っています。
表現者でありながら、シンガーと名乗っておきながら
発信することにドキドキしています。
そんな等身大の想いを綴っていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。