転職・就活におすすめSaaS企業+対策本
IT系のメガベンチャー企業としては、サイバーエージェント、DeNA、LINEなどが有名ですが、今回は世間一般的には馴染みないかもしれませんが、知られざる急成長中の優良ITベンチャー企業(SaaS企業)を3社ご紹介します。
あと、その企業の選考を検討する時に読んでおくと良い本もご紹介します。
SmartHR(スマートエイチアール):人事領域のデジタル化を牽引するリーディングカンパニー
事業内容
SmartHRは、クラウド型人事労務ソフト「SmartHR」を提供するITベンチャー企業です。2013年に創業し、従業員数は1,000名を超え、急成長を遂げています。
タレントの木梨憲武さんと伊藤淳史さんのテレビCMを一度見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
強み
圧倒的な市場シェアと導入実績
SmartHRは、国内No.1シェアの人事労務ソフトであり、6万社を超える企業に導入されています。中小企業から大企業まで幅広い顧客層を持ち、高い評価を得ています。
タレントマネジメントソフトも販売しており、従業員から経営者まで非常に使いやすいと評判を得ているそうです。
革新的な技術力と開発力
SmartHRは、AIやビッグデータ分析などの最新技術を活用した人事労務ソリューションを提供しています。従来の人事労務の課題を解決し、企業の働き方改革を支援しています。
社員を大切にする企業文化
SmartHRは、「労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。」というミッションを掲げ、社員を大切にする企業文化があります。多様な働き方を推進し、社員の成長を支援しています。
おすすめポイント
SmartHRは、人事領域のデジタル化を牽引するリーディングカンパニーです。高い成長性と安定性があり、IT業界でキャリアを積みたい人におすすめです。
人事領域の専門知識を身につけたい人
最新技術を活用したソリューション開発に携わりたい人
成長志向で、社会に貢献したい人
参考資料
新卒採用もしているそうです。
LayerX(レイヤーエックス):AI技術で社会課題を解決する次世代型IT企業
事業内容
LayerXは、AI技術を活用した社会課題解決ソリューションを提供するITベンチャー企業です。2018年に設立し、請求書処理、経費精算、稟議申請、法人カードなどの支出管理をなめらかに一本化するバクラク事業、Fintech事業、AI・LLM事業などを展開しています。
強み
日本トップレベルのAI技術力
LayerXは、国内屈指のAI技術者を擁し、画像認識、自然言語処理、機械学習など、様々な分野で高い技術力を持っています。
社会課題解決への強い想い
LayerXは、AI技術で社会課題を解決することに強い想いを持ち、「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションのもと、事業を展開しています。
オープンな社風とフラットな組織
LayerXは、オープンな社風とフラットな組織を特徴としており、社員が自由に意見交換できる環境があります。
おすすめポイント
LayerXは、AI技術で社会課題を解決したい人におすすめの企業です。高い技術力と社会貢献意欲を持ち、成長志向の社員を求めています。
AI技術を専門的に学び、キャリアを積みたい人
社会課題解決に貢献したい人
裁量権を持ち、自由に働きたい人
参考資料
Sansan(サンサン):名刺管理から始まる、営業DXプラットフォーム
事業内容
Sansanは、名刺管理アプリ「Eight」や法人向け情報共有サービス「Sansan」などを提供するITベンチャー企業です。2007年に創業し、1,000名を超える社員を抱える企業へと成長しています。
タレントの松重豊さんが出演している「それ、早く言ってよ〜」のテレビCMでもお馴染みの企業です。
強み
圧倒的なネットワークデータ量
Sansanは、8000社以上の導入実績を誇ります。導入企業の大量の名刺データを抱える、日本最大級のビジネスネットワークを構築しています。
マーケットシェアの80%以上を占め、2012年より11年連続でシェアNo.1です。
独自のAI技術による革新的なサービス
Sansanは、AI技術を活用した名刺管理や情報共有サービスを提供することで、ビジネスパーソンの働き方改革を支援しています。
社員の成長を支援する環境
Sansanは、社員の成長を支援することに力を入れており、様々な研修制度やキャリアパスを用意しています。
おすすめポイント
Sansanは、営業DXプラットフォームを築き、ビジネスパーソンの働き方を変える革新的なサービスを提供しているITベンチャー企業です。高い成長性と社会貢献意欲を持ち、意欲的にチャレンジしたい人におすすめです。
人と組織の課題を解決したい人
AI技術を活用したサービス開発に携わりたい人
大量のネットワークデータを活用して社会課題を解決したい人
参考資料
おすすめ3社の共通特徴
SmartHR、LayerX、SansanはSaaS(Software as a Service)を提供する企業です。
SaaSとは、一般的にクラウド(インターネット)経由で、ユーザーが必要な機能・プランを選んで、それらの機能を提供するソフトウェアを指します。
また、SaaSはサブスクリプション契約でユーザーに提供することが多く、ベンチャー企業でも収益が安定していることが特徴です。
そのため、スタートアップやベンチャー企業は経営や資金が不安定であると見られがちですが、その点、SaaS企業は比較的安定しています。
SaaS・クラウドソフトウェア業界企業のおすすめ転職対策本3冊
ご紹介したITベンチャー企業への転職を成功させるためには、SaaS・クラウドソフトウェアについて、しっかりと理解し、対策をすることが重要です。以下、おすすめの転職対策本をご紹介します。
SaaSの科学 SaaSビジネスにおけるデータ分析
著者紹介
SaaSデータアナリスト。「分析でビジネスに納得感のある選択肢を提案する」をモットーに市場や企業のデータ分析を行っている。SaaS関連メディアへの寄稿、トークイベントやラジオへの出演なども行う。
内容
SaaSビジネスの特徴・歴史
SaaSメトリクス・指標の解説
SaaS企業分析の事例
セールス・マーケティング・カスタマーサクセス・プロダクト開発におけるデータ分析事例
おすすめポイント
SaaS業界・経営指標の全体像を把握できる
実務に役立つ具体的なノウハウが豊富
最新のトレンドにも対応
ザ・モデル: マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス
著者紹介
2004年、米セールスフォース・ドットコムに転職。専務執行役員兼シニアバイスプレジデントを務めた後、2014年、マルケト入社と同時に代表取締役社長に、2017年10月同社代表取締役社長 兼 アジア太平洋日本地域担当プレジデントに就任。2020年1月より、ジャパン・クラウドのパートナーおよびジャパン・クラウド・コンサルティング株式会社の代表取締役社長に就任。ハーバード・ビジネススクール General Management Program修了
内容
「科学的な営業」と新たな「SaaSレベニューモデル」
SaaSビジネスにおけるマーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスによるプロセス解説
営業の商談ステージにおける「移行判定基準」などを具体的に紹介
おすすめポイント
顧客目線に立った各部門の役割と連携を具体的に解説
豊富な図表を用いて理解しやすい
理論やフレームワークの解説だけでなく、極めて実践的なプレイブック
カスタマーサクセス・プロフェッショナル――顧客の成功を支え、持続的な利益成長をもたらす仕事のすべて
著者紹介
カスタマーサクセス企業Gainsight(ゲインサイト)のCOO。カスタマーサクセス、プロフェッショナルサービス、エデュケーション、テクニカルサポートの各チームを統括している。
入社前はマッキンゼー・アンド・カンパニーでマーケティング、営業、カスタマー体験のトランスフォーメーションについてのコンサルティングに従事。
内容
カスタマーサクセスの定義・役割
カスタマーサクセスマネージャーの必須スキル
カスタマーサクセスの実践的な解説
カスタマーサクセスマネージャーの育成と組織開発
おすすめポイント
SaaSビジネスのカスタマーサクセスにおける抑えるべき考え方を理解できる
経験者による具体的な実践方法を学べる
カスタマーサクセスにおいて重要な指標などの事例も紹介
まとめ
SmartHR、LayerX、Sansanは、いずれもIT業界で注目を集める成長企業です。
対策本も読みながら、これらの企業の特徴を理解し、自身のキャリアプランに合った企業を選んで転職活動を成功させましょう。