赤色のレール伸びて沈む

きなりの服を染めた赤

赤々と伸びる夕焼けの陽

閃光が飛んで

どうと出る

風も吹くやら吹かぬやら  

荒川の土手で見た影に

追われて問うて蹄鉄の

音を聞いたと思ったが

それも幻

工場の子

遠くの煙突の煙に母慕う

夕餉の湯気の恋しくて

ねぇ父ちゃん

僕いつかここを出て行けるかい

ねぇ父ちゃん

2人でここを出られるかい

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うのの さあら
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