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2週間でワーママがITパスポートに合格する方法
ITパスポートなんか興味なかった。
毎月試験が受けられて即時採点され、合格率が50%超えている時点で、国家資格とはいえ胡散臭い。
でも、会社が急にそのレベルを最低限のデジタルスキルだと言い出したので、急遽受ける事にした。
育児と仕事と趣味で時間がないので短期決戦を仕掛け、無事合格したので、その方法を公開する。
前提
まずいつ受験するか決める事から始めないと、ダラダラいつまでも勉強する事になる。
私はダンスの発表会やら子どもの運動会やらイベントが盛り沢山の10月を試験勉強でモヤモヤしたくない!という明確な理由があったので、2週間で受験すると決断した。
終わりから描いて始める事がポイントだ。
①戦略(時間)
時間を捻出する事がワーママにとっては最大の難関だ。
非ITの文系なので、基礎知識が何もない。
私は子どもを9時に寝かせ、2週間だけは毎日9時間〜深夜12時まで約3時間、さらに昼休みなど隙間時間を利用して約1時間、土日に7時間くらい確保して、合計60時間は勉強した。
本来は、非ITは100時間くらいは余裕を持った方がいいようだが、2週間しかない中やるなら、私には60時間が限界だった。
毎日深夜12時に寝て翌朝6時に起きる生活は、睡眠が6時間しか確保できず、7時間寝たいタイプの私にはちょっとキツかったが。
②戦略(勉強方法)
使った教材は、『いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書+出る順問題集』だけ。
あとは、過去問道場サイトで問題を解きまくり、わからない所は、YouTubeのトシゾーさんにお世話になった。
教材は非常にわかりやすいので、初心者にはピッタリなのだが、一発合格を目的にした教材の為、この教材を完璧にしても合格基準の6割しか取れない設計だった。
私はギリギリ合格を狙うのが怖かったので、過去問の解説やトシゾー先生の解説をノートにメモして合格をダメ押しした。
さらに、教科書を丸暗記するタイプの私に凶報だったのは、ITパスポートは、半年レベルでシラバス(出題範囲)が変わるようで、なんと!!
この10月から試験範囲が拡大するとの事で大パニックだった。
過去問に載ってない問題が1割程度出題され、
さらに、ITパスポート特有の仕組みであるダミー問題(採点されない問題)が1割程度出題され、そこがおざなりになるとそれだけで2割程度、見たことのない問題が出てくる事になり、試験中不安になってしまう。
それなのに、公式には対策のしようがなく、YouTubeの予測解説を見るしかないのだ。
これが今時の勉強スタイルなのかもしれないけど、平成生まれの私には精神的にキツかった。
③戦略(試験対策)
はじめは、プログラミングは捨てようと思ったが、ITパスポートはストラテジーとマネジメントとテクノロジーの3分野から出題される。
ストラテジーとマネジメントは、ほぼ暗記と算数で解けるし、もともとの簿記や会計の知識が役に立った。
テクノロジーが自分にとって、新たな学びの部分なのに、合格基準だけで物事を考え、点取り虫の発想でいいのか。
ちょっと迷ったが、試合に勝って勝負に負けるのも微妙だなぁと思い、プログラミングも簡単な問題は解けるよう勉強した。
試験対策として、もともと知っている分野はザックリ、新しく学ぶ分野は詳しく、トータルで8割目指して、当日の見た事ない問題を落としても6割超えるように準備した。
結果
8割超えてスコアが出て合格できた。
総合815
ストラテジー835
マネジメント840
テクノロジー735
まずまずだ。
もちろん見たことのない問題もあったが、6割取れば合格できる。10月からシラバスが変わる影響はほぼなかったと感じた。むしろ、身構えすぎたからこそ本番、焦らず解けた気もする。
ヤマを張って解けるようにした問題もあったが、結局、本番には出なかったり、
完璧を目指さず満遍なくやることがこの試験においては大切なんだと思う。
YouTubeなしで、教科書と過去問だけでも合格していたような気もするが、それだとやっぱり私は怖かったと思うので、
ある意味、この試験は、知識を問うより精神勝負だといえる。
それでも2週間、ガチで勉強したのは、数年ぶりで、たまにはこういう緊張感を入れないと独身や若手と話す感覚がズレるだろうなと思うと受けてよかった。